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【参考資料2-2】抗微生物薬適正使用の手引き 第四版(案)医科・入院編 (26 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_64503.html
出典情報 厚生科学審議会 感染症部会(第99回 10/21)《厚生労働省》
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抗微生物薬適正使用の手引き

第四版

医科・入院編

1

CNS に限らず、コンタミネーションかどうかの判断に迷う場合は、血液培養を再

2

度実施する。患者の臨床症状が改善しない場合は血液培養を再検した上で、抗菌薬

3

治療の開始を検討する。
血液培養を 1 セットのみ提出した場合は、コンタミネーションかどうかの判断は

4
5

困難である。

6
7
8

表 3.

血液培養から検出された微生物について真の原因菌とコンタミネーションの
割合 27
菌名

真の原因菌

コンタミネーション

臨床意義不明

肺炎球菌

100%

0%

0%

Candida glabrata

100%

0%

0%

Candida albicans

98%

0%

2%

Β 群溶血性連鎖球菌

97%

0%

3%

バクテロイデス属菌

97%

0%

3%

大腸菌

97%

1%

2%

肺炎桿菌

95%

1%

4%

黄色ブドウ球菌

93%

1%

6%

Clostridium spp.

64%

24%

12%

腸球菌

63%

11%

26%

ストレプトコッカス属菌

30%

55%

15%

CNS

10%

82%

7%

8%

88%

3%

0%

100%

0%

コリネバクテリウム属菌
バチラス属菌

9
10





バチラス属菌に関しては、8.3%で真の原因菌だったとの報告もある 26

11
12
13

表 4.

血液培養より CNS(表皮ブドウ球菌)陽性時の真の原因菌とコンタミネーシ
ョン割合 26

陽性セット数

真の原因菌

コンタミネーション

判定不能

1/1

0

97%

3%

1/2

2%

95%

3%

2/2

60%

3%

37%

1/3

0

100%

0%

2/3

75%

0

25%

3/3

100%

0

0%

14
15

26