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総-1入院・外来医療等の調査・評価分科会におけるこれまでの検討状況について検討結果 (46 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_60772.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第614回 8/6)《厚生労働省》
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る期待が大きい反面、急性期では在院日数が短く十分な介入ができないこと、
また、人手不足で、対象患者の抽出や、検討する時間を確保できないことなど
から、病院薬剤師が十分に取り組めない場合が多い。
(分科会での評価・分析に関する意見)
○ 急性期病棟では、在院中に減薬してその後の経過を確認することは困難であ
り、回復期以降の病棟で対応すべきであり、回復期病棟等での薬剤情報連携
の状況についても示してほしいとの意見があった。また、その評価を検討す
べきではないかとの意見があった。
○ 薬剤適正使用連携加算の算定回数は極めて少なく、算定要件が厳しすぎるの
ではないか。現状、入院・入所患者を対象とした評価となっているが、他院
にも併せて通院する外来患者について、処方内容、薬歴等に基づく相談・提
案を他院へ行った場合には、評価の対象としてはどうか、との意見があった。
○ ポリファーマシー対策について、薬剤数ではなく、ポリファーマシー対策が
適正に実施されているか、質を評価すべきとの意見があった。「抗コリン薬リ
スクスケール」や、「高齢者施設の服薬簡素化提言」等を踏まえ、検討すべき
との意見があった。
【今後の検討の方向性】
○ ポリファーマシーの対策の推進に向けて、医療機関に対し、薬局と連携した取
組の状況等に関する令和7年度入院外来調査の結果を踏まえ、必要な対策を更
に検討する。
15-8.総合病院精神科について (別添資料④ P170~P193)
○ 総合病院精神科において、身体管理が必要な精神科専門治療、自殺企図関連の
合併症治療、先行する精神疾患に身体疾患が合併した患者の治療等の役割を果
たすことが期待されている。
○ 救急搬送に係る時間を傷病別に見ると、「精神系」は他疾患と比較して長い傾
向にある。
○ 精神病床数は減少傾向にあるが、精神科病院よりも一般病院で、その減少傾向
が大きい。
○ 精神病床を有しながら、入院医療における総合性を兼ね備えていると考えられ
る、全病床数が 400 床以上かつ精神病床の割合が 15%未満の医療機関が存在し
ない二次医療圏が多く存在した。
○ 精神病床を有する病院の方が、それ以外の病院よりも急性期の一般病床におい
て精神疾患への対応が可能である割合が多かった。
○ 精神病床を有している医療機関は、精神科医の対応が必要な救急搬送患者を受
け入れていた。
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