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総-1入院・外来医療等の調査・評価分科会におけるこれまでの検討状況について検討結果 (32 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_60772.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第614回 8/6)《厚生労働省》
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る。
(分科会での評価・分析に関する意見)
○ 調剤以外の病棟業務等のニーズが増え、病院薬剤師数は増加している。ただし、
薬剤師の人件費を賄う場合、病棟薬剤業務実施加算により 150 床程度の算定で
得られる診療報酬でようやく1人分となり、小規模病院では当該診療報酬によ
って薬剤師の人件費が確保できない現状があるとの意見があった。
○ 薬剤業務向上加算の算定医療機関数は増加傾向であり、出向した薬剤師の成長
や受け入れ先の地域医療機関における薬剤業務の質の向上につながっていると
の意見があった。
【今後の検討の方向性】
〇 リハビリテーション・栄養・口腔連携体制加算について、土日祝日のリハビリ
テーション提供量の評価のあり方について、検討する。


病棟におけるリハビリテーションについて、令和7年度入院外来調査の結果を
踏まえ、更に検討する。
○ 病棟における栄養管理について、管理栄養士が病棟での業務時間を確保するた
めの要因や栄養サポートチームの役割について、更に検討する。
○ 病棟における薬剤師業務は、拡充してきているが、病院機能や規模、地域によ
っては必要な薬剤師数を十分に確保することができない現状について、病棟配
置の効率化や薬剤師確保への取組について、令和7年度入院外来調査の結果等
を踏まえ更に検討する。
12. 外来医療について (別添資料④ P2~P73)
12-1.地域包括診療料・生活習慣病管理料について(別添資料④ P2~P39)
○ 地域包括診療料の届出医療機関数は近年横ばいであったが、算定回数は減少傾
向であった。地域包括診療加算の届出医療機関数・算定回数は、地域包括診療
料と比較して多く、近年増加傾向であった。
○ 地域包括診療料・加算等の算定患者の主傷病名は、高血圧症、糖尿病、脂質異
常症が比較的多い傾向であったが、多岐にわたっていた。
○ 地域包括診療料・加算の算定診療所では、それ以外の診療所と比較して、介護
との連携に関する取組を実施している割合が高かった。
○ 特定疾患療養管理料を算定する患者の主傷病名は、令和6年度改定以前は生活
習慣病が多くを占めていたが、改定以後は気管支喘息や慢性胃炎の占める割合
が増加し、算定回数は大幅に減少、算定医療機関数はやや減少した。
○ 主傷病名が糖尿病、高血圧症、脂質異常症である外来患者が算定された診療報
酬は、令和4年では外来管理加算が最も多かったが、令和6年では、生活習慣
病管理料(Ⅱ)が最も多かった。
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