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総-1入院・外来医療等の調査・評価分科会におけるこれまでの検討状況について検討結果 (20 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_60772.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 総会(第614回 8/6)《厚生労働省》 |
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できない理由を踏まえつつ、これらを算定している医療機関におけるアウトカ
ムを含めて分析を行い、経腸栄養への移行をめざすにあたっての適切な評価・
分析について検討する。
7. 重症度、医療・看護必要度について(別添資料② P87~P131)
7-1.特定集中治療室・ハイケアユニット用の重症度、医療・看護必要度について
(別添資料② P87~P92)
○ 「特定集中治療室用の重症度、医療・看護必要度」において、「シリンジポン
プの管理」の配点は1点となっているが、他に1点の配点となっている項目が
なく、該当基準は「2点以上」となっているため、該当基準としては活用され
ていない。
○ 日本集中治療医学会による「ICU 入退室指針(2023 年 11 月 24 日) 」におい
て掲げられている「提供する治療・ケアの因子」においては、「人工臓器サポ
ートや心血管作動薬などの薬剤持続投与を行わない動脈圧、中心静脈圧のモニ
タリング患者等については、中間ユニットで管理することも考慮する」とされ
ている。
○ 一方、「特定集中治療室用の重症度、医療・看護必要度」において、「動脈圧測
定(動脈ライン)」「中心静脈圧測定(中心静脈ライン)」 の配点は2点となっ
ており、単にこれらを単独で実施しているのみであっても、基準を満たすこと
となる。
○ 特定集中治療室(ICU)・ハイケアユニット(HCU)の入室患者の傷病名
のうち上位を占める急性心筋梗塞後の患者では、致死性不整脈の管理が重要で
あり、電気的除細動の実施や、必要に応じた抗不整脈薬の投与が診療ガイドラ
イン等で推奨されている。また、病態に応じて、一時的ペーシングが必要とな
る場合がある。
(分科会での評価・分析に関する意見)
○ 急性冠症候群の治療後や心停止蘇生後の患者は、人工呼吸器の管理等を要さな
い場合であっても、ICUやHCUにおいて厳格な不整脈のモニタリングを要
する場合があるが、このような患者は、現行の評価体系では「特定集中治療室
用・ハイケアユニット用の重症度、医療・看護必要度」で該当する項目がない
との意見があった。
○ 致死性不整脈等のリスクに備えた管理は、ICUやHCUの重要な役割の一つ
であることを踏まえて、「蘇生術の施行」「電気的除細動」「抗不整脈薬の投与」
「一時的ペーシング」等の処置について、「特定集中治療室用の重症度、医
療・看護必要度」「ハイケアユニット用の重症度、医療・看護必要度」での位
置づけを検討してはどうかとの意見があった。
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ムを含めて分析を行い、経腸栄養への移行をめざすにあたっての適切な評価・
分析について検討する。
7. 重症度、医療・看護必要度について(別添資料② P87~P131)
7-1.特定集中治療室・ハイケアユニット用の重症度、医療・看護必要度について
(別添資料② P87~P92)
○ 「特定集中治療室用の重症度、医療・看護必要度」において、「シリンジポン
プの管理」の配点は1点となっているが、他に1点の配点となっている項目が
なく、該当基準は「2点以上」となっているため、該当基準としては活用され
ていない。
○ 日本集中治療医学会による「ICU 入退室指針(2023 年 11 月 24 日) 」におい
て掲げられている「提供する治療・ケアの因子」においては、「人工臓器サポ
ートや心血管作動薬などの薬剤持続投与を行わない動脈圧、中心静脈圧のモニ
タリング患者等については、中間ユニットで管理することも考慮する」とされ
ている。
○ 一方、「特定集中治療室用の重症度、医療・看護必要度」において、「動脈圧測
定(動脈ライン)」「中心静脈圧測定(中心静脈ライン)」 の配点は2点となっ
ており、単にこれらを単独で実施しているのみであっても、基準を満たすこと
となる。
○ 特定集中治療室(ICU)・ハイケアユニット(HCU)の入室患者の傷病名
のうち上位を占める急性心筋梗塞後の患者では、致死性不整脈の管理が重要で
あり、電気的除細動の実施や、必要に応じた抗不整脈薬の投与が診療ガイドラ
イン等で推奨されている。また、病態に応じて、一時的ペーシングが必要とな
る場合がある。
(分科会での評価・分析に関する意見)
○ 急性冠症候群の治療後や心停止蘇生後の患者は、人工呼吸器の管理等を要さな
い場合であっても、ICUやHCUにおいて厳格な不整脈のモニタリングを要
する場合があるが、このような患者は、現行の評価体系では「特定集中治療室
用・ハイケアユニット用の重症度、医療・看護必要度」で該当する項目がない
との意見があった。
○ 致死性不整脈等のリスクに備えた管理は、ICUやHCUの重要な役割の一つ
であることを踏まえて、「蘇生術の施行」「電気的除細動」「抗不整脈薬の投与」
「一時的ペーシング」等の処置について、「特定集中治療室用の重症度、医
療・看護必要度」「ハイケアユニット用の重症度、医療・看護必要度」での位
置づけを検討してはどうかとの意見があった。
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