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総-1入院・外来医療等の調査・評価分科会におけるこれまでの検討状況について検討結果 (31 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_60772.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第614回 8/6)《厚生労働省》
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における短時間のリハビリテーションを実施していた病棟は 10~20%であった。
(分科会での評価・分析に関する意見)
○ 病棟配置の療法士の役割は明示されていないが、病棟における生活機能回復の
ための介入は重要であるとの意見があった。一方、一部は生活介助の延長とも
とらえられるため、リハビリとして実施する効果を科学的に検証する必要もあ
るのではないかという指摘があった。
○ 病棟における生活の場に即した短時間のリハビリテーションは重要だが、例え
ばトイレ場面の介助等は短時間で終わり、カルテ記載を含めるとカルテ記載の
ほうが長くかかることもあるため、位置づけを検討してはどうかとの意見があ
った。
11-3.病棟における栄養管理について(別添資料③ P150~P155)
○ 累次の改定において、管理栄養士の病棟での業務が推進されているが、多くの




病棟では配置が進んでいない。
管理栄養士が病棟で従事する時間が就業時間のうち2割未満の病棟が約3割あ
り、そのような病棟では栄養情報提供書の作成やミールラウンドの実施割合が
特に低かった。
栄養サポートチーム加算の届出施設数は増加しているが、入院料により算定状
況は様々であった。未届け理由は、研修を受けた専門職確保が困難であること
が多く、チーム設置のメリットが少ないことも3割超となっていた。

(分科会での評価・分析に関する意見)
○ 管理栄養士の業務として、給食管理業務が一定割合あるが、調理員不足により
調理等の業務が増えている場合もあり、そこを解決して、病棟での栄養管理に
専念できるようにしなければならないとの意見があった。
○ 栄養サポートチーム加算の算定回数が増えていないのは、患者がいないのでは
なく、医師、看護師、薬剤師、管理栄養士が共同で診療を行うことの負担が大
きいのではないか。高齢者の入院が今後ますます増加する中で、栄養管理の観
点からどのように推進すべきか検証すべきではないかとの意見があった。
11-4.病棟における薬剤管理について(別添資料③ P156~P158)
○ 病棟薬剤業務実施加算の届出医療機関数は、平成 24 年度の加算新設以来、
年々増加している。
○ 病棟薬剤業務実施加算の算定状況によらず、薬剤師による介入が医師の負担軽
減に寄与している。
○ 令和6年度年に新設された薬剤業務向上加算について、算定医療機関数は今後
増加の見込みであるが、地域の医療機関に出向できる薬剤師の確保が課題であ
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