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総-1入院・外来医療等の調査・評価分科会におけるこれまでの検討状況について検討結果 (23 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_60772.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 総会(第614回 8/6)《厚生労働省》 |
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(分科会での評価・分析に関する意見)
○ B項目について、基準から除外された急性期一般入院料1のB項目の測定につ
いては、現場の負担を考慮して、見直しが必要ではないかという病院団体から
の要望が出ており、B項目の測定が、病院にとってある程度負担になっている
という事実はお伝えしておくべきとの指摘があった。
○ 看護師による重症度、医療・看護必要度の評価に係る負担が最大限軽減されて
きたと考えられ、どこにどのような負担があるのかを、もう少しデータとして
調べていく必要があるのではないかとの意見があった。
○ 日々のデータが蓄積されることが日々の評価や分析につながる。国際的にみて
も、患者像を表すデータなくして患者像の評価はできないのではないか。令和
2年度の診療報酬改定で「できるADL」と「しているADL」が区別され、
より正確な評価となった。患者像が複雑化していくなかで、重症度、医療・看
護必要度A・B・C項目全体で患者像を表現できると考えられ、必要なケアを
評価していくためのリアルワールドデータとしてB項目の有用性があるのでな
いかとの意見があった。
○ 令和6年度診療報酬改定以前はA得点が低くなっても、B項目の点数で重症度、
医療・看護必要度を評価できていた。また、分析されている通り、内科ではB
項目の点数が高くなっており、内科系診療の重症度、医療・看護必要度は、
A・C項目で測れるのであればよいが、難しければ、ある程度急性期にふさわ
しい患者像であることを入院時に絞ったうえで、B項目の活用が可能なのでは
ないかとの意見があった。
【今後の検討の方向性】
○ 特定集中治療室・ハイケアユニット用の重症度、医療・看護必要度について、
「動脈圧測定(動脈ライン)」「中心静脈圧測定(中心静脈ライン)」の実施状
況について、「シリンジポンプの管理」の実施状況とともに、更に分析を進め
る。
○ また、「蘇生術の施行」「電気的除細動」「抗不整脈薬の投与」「一時的ペーシン
グ」等の実施状況について、更に分析を進める。
○ 内科症例が重症度、医療・看護必要度で評価されにくいことについて、指標が
変わった場合のシミュレーションを行う。
○ 重症度、医療・看護必要度B項目については、高齢者の入院を評価する指標と
しての更なる有用性や、あるいは測定の負担の軽減等の方法について、更に検
討する。
8. 救急医療について(別添資料③ P2~P27)
○ 令和6年中の救急自動車による救急出動件数、搬送人員は、集計を開始した昭
和 38 年以降、最多となった。年齢区分別の搬送人員と構成比の推移をみると、
23
○ B項目について、基準から除外された急性期一般入院料1のB項目の測定につ
いては、現場の負担を考慮して、見直しが必要ではないかという病院団体から
の要望が出ており、B項目の測定が、病院にとってある程度負担になっている
という事実はお伝えしておくべきとの指摘があった。
○ 看護師による重症度、医療・看護必要度の評価に係る負担が最大限軽減されて
きたと考えられ、どこにどのような負担があるのかを、もう少しデータとして
調べていく必要があるのではないかとの意見があった。
○ 日々のデータが蓄積されることが日々の評価や分析につながる。国際的にみて
も、患者像を表すデータなくして患者像の評価はできないのではないか。令和
2年度の診療報酬改定で「できるADL」と「しているADL」が区別され、
より正確な評価となった。患者像が複雑化していくなかで、重症度、医療・看
護必要度A・B・C項目全体で患者像を表現できると考えられ、必要なケアを
評価していくためのリアルワールドデータとしてB項目の有用性があるのでな
いかとの意見があった。
○ 令和6年度診療報酬改定以前はA得点が低くなっても、B項目の点数で重症度、
医療・看護必要度を評価できていた。また、分析されている通り、内科ではB
項目の点数が高くなっており、内科系診療の重症度、医療・看護必要度は、
A・C項目で測れるのであればよいが、難しければ、ある程度急性期にふさわ
しい患者像であることを入院時に絞ったうえで、B項目の活用が可能なのでは
ないかとの意見があった。
【今後の検討の方向性】
○ 特定集中治療室・ハイケアユニット用の重症度、医療・看護必要度について、
「動脈圧測定(動脈ライン)」「中心静脈圧測定(中心静脈ライン)」の実施状
況について、「シリンジポンプの管理」の実施状況とともに、更に分析を進め
る。
○ また、「蘇生術の施行」「電気的除細動」「抗不整脈薬の投与」「一時的ペーシン
グ」等の実施状況について、更に分析を進める。
○ 内科症例が重症度、医療・看護必要度で評価されにくいことについて、指標が
変わった場合のシミュレーションを行う。
○ 重症度、医療・看護必要度B項目については、高齢者の入院を評価する指標と
しての更なる有用性や、あるいは測定の負担の軽減等の方法について、更に検
討する。
8. 救急医療について(別添資料③ P2~P27)
○ 令和6年中の救急自動車による救急出動件数、搬送人員は、集計を開始した昭
和 38 年以降、最多となった。年齢区分別の搬送人員と構成比の推移をみると、
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