⑤

利用責任者は、各利用者が廃棄してよい資料の種類と廃棄の手続き、方法を明らかにす
る。

⑥

利用責任者は、廃棄の作業記録を残す。

⑦

廃棄を外部に委託する場合、統括利用責任者は外部の受託者の作業について確認する。

以下、非匿名化情報の利用者のみ（＊）
⑧

（＊）電子ファイルの保存には、ファイル及び電子媒体それぞれのパスワードや個人認
証による保護等、複数の技術的・物理的安全管理措置を講じる。

⑨

（＊）個人情報を含む紙資料はシュレッダ等、復旧ができないような方法で廃棄する。
具体的には以下の方法若しくは以下に相当する廃棄方法をとるものとする。
➢

裁断：ペーパーシュレッダは幅 1mm 以下、かつ面積 10mm2 以下のものの単体処
理、又は幅 2mm 以下、かつ裁断面積が 30mm2 以下のクロスカット式又はマイク
ロクロスカット式のものと溶解・焼却等の併用処理とする。

➢
⑩

溶解・焼却

（＊）個人情報を含む資料の廃棄の作業場所は、利用者以外の者があまり出入りしない
ような部屋や、動線上、第三者が通る必要のない場所や、廊下の端等に限定する。

⑪

（＊）個人情報が印刷された紙資料を利用者が利用場所外部で廃棄するような場合、複
数名で実施する。

⑫

（＊）統括利用責任者は、情報を取り扱った PC 及びサーバ、記録・保管している電子
媒体を廃棄する手続きを明らかにする。

⑬

（＊）PC や電子媒体の廃棄に当たっては、内部データ消去の専用ソフトウェアを利用
するか、若しくはデータ記憶領域を物理的に破壊して再利用不可能な状態にする。具体
的には、以下の方法若しくは以下に相当する廃棄方法をとるものとする。
➢

CD 等は、メディアシュレッダやはさみによる切断等により物理的に破壊する。
USB メモリも、物理的破壊が必要である。

➢

PC 及びサーバは、データの複数回上書き、消去用ソフトの利用で処理する。

2.5. PC 管理
情報を取り扱う PC 等を維持するためには、定期的な保守が必要である。保守作業には、
PC に障害を来さないためのソフトウェア更新等の対策、障害発生時に被害を最小限にとど
めるための PC 異常の早期発見や迅速な応急処置等の対策、障害を是正し通常業務に戻るた
めに行う復旧作業がある。障害対応時において、原因特定や解析のために障害発生時の情報
の利用、利用中の情報を救済するために情報へのアクセスが必要な場合がある。