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総合事業の充実に向けたワークシート(2025年7月10日更新) (64 ページ)

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出典情報 総合事業の充実に向けたワークシート(7/10)《厚生労働省》
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(4) 高齢者の視点に立った地域での生活の「連続性」の重視


元気な高齢者の状態が段々と悪化し、要介護状態に至るまでの過程で、生活の連続性という観点から
みると、下の図のような3つの断絶がある。これは、医療・介護の専門職領域だけで考えてしまうこと、
従前相当(専門職)or 民間企業(自費サービス)の2択になってしまうこと、要介護になった途端に保険
給付への切り替えになってしまうことによって生じる。



元気な時に行っていた活動や、利用していた民間のサービスを長く使えるようにするために、総合事業
では、そのための「トッピング的な支援」(例:スポーツジムや温浴施設などの、民間サービスを事業対
象者・要支援者も安心して使うことができるよう、見守り職員を配置することへ人件費を補助する等)を
するという発想が重要である。
<3つの断絶>

(出典)三菱 UFJ リサーチ&コンサルティング作成

(5) アウトカム指標による評価の実施


なお、今回の試行においては、アウトカム指標に関連する数値の準備ができなかったため、ワークシー
トへの入力は行われていない。以下では、今後 A 市がデータを入力した場合を想定してアウトカム指
標に関連する項目について解説を付す。



ワークシートにおいては、軽度者へのサービスに関する評価の軸として①高齢者の選択肢の拡大(51)、②ポピュレーション・アプローチ(5-2,5-3)、③ハイリスク・アプローチ(5-4)、④最終アウトカム
(5-5)に着眼した関連データを入力することで簡易的な評価が可能となっている。なお、これらのアウ

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