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参考資料6 国民の健康の増進の総合的な推進を図るための基本的な方針(平成24年厚生労働省告示第430号)及び健康日本21(第二次)の推進に関する参考資料 (76 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_24115.html
出典情報 健康日本21(第二次)推進専門委員会(第17回 2/25)《厚生労働省》
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④COPD
ⅰ.はじめに
COPD(慢性閉塞性肺疾患)は、主として長期の喫煙によってもたらされる肺の炎症性
疾患で、咳・痰・息切れを主訴として緩徐に呼吸障害が進行する。かつて肺気腫、慢性気管
支炎と称されていた疾患が含まれている。
世界的にみると、COPDの患者数は2億人、年間死亡者は 300 万人と推定されている。
WHOは、緊急のタバコ対策等を行わなかった場合、COPDによる死亡は今後 10 年間に
30%増加し、2030 年には死亡順位第3位(2008 年、第4位)になると推定している(図1)。
図1

死亡原因ランキング世界状況

(WHO, World Health Statistics 2008)

我が国でも、COPDによる死亡数は増加傾向にあり(図2)、2010 年には 16,293 人と
なり、死亡順位9位、男性では7位になっている(表1)。

図2
数の推移

日本におけるCOPD死亡者 表1

日本における性別にみた死因順位
全体

1.悪性新生物

男性

女性

1.悪性新生物

1.悪性新生物

2.心疾患

2.心疾患

2.心疾患

3.脳血管疾患

3.肺炎

3.脳血管疾患

4.肺炎

4.脳血管疾患

4.肺炎

5.老衰

5.不慮の事故

5.老衰

6.不慮の事故

6.自殺

6.不慮の事故

7.自殺

7.COPD(12,681人)

7.腎不全

8.腎不全

8.腎不全

8.自殺

9.COPD(16,293人)

9.老衰

9.大動脈瘤及び解離

10.肝疾患

10.肝疾患

10.糖尿病
16.COPD(3,612人)

(資料:厚生労働省「平成 22 年人口動態統計」
) (資料:厚生労働省「平成 22 年人口動態統計」


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