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参考資料6 国民の健康の増進の総合的な推進を図るための基本的な方針(平成24年厚生労働省告示第430号)及び健康日本21(第二次)の推進に関する参考資料 (144 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_24115.html
出典情報 健康日本21(第二次)推進専門委員会(第17回 2/25)《厚生労働省》
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喫煙の目標設定の考え方
健康寿命の延伸・健康格差の縮小

生活の質の向上

がん、循環器疾患、
COPD、糖尿病等の
予防
要介護状態の予防

社会環境の質の向上

次世代の健康の
確保

受動喫煙への曝露状況の
改善
○受動喫煙の機会(家庭・職
場・飲食店・行政機関・医療機
関)を有する者の割合の低下

喫煙率の低下
○成人の喫煙率の低下
○未成年者の喫煙をなくす
○妊娠中の喫煙をなくす
〈喫煙習慣の改善〉

〈社会環境の改善〉

たばこ規制枠組条約に基づく取組の推進
(受動喫煙の防止、禁煙支援・治療の普及、たばこ価格・税の引き上げ等)

(ⅱ)未成年者の喫煙をなくす
未成年期からの喫煙は健康影響が大きく、かつ成人期を通した喫煙継続につながり
やすいことから 14)15)、中・長期的な観点で指標として含めておく意義がある。また、
家庭や学校等での受動喫煙防止対策や成人の喫煙率の減尐に伴って未成年者の喫煙
の低下がみられることから 14)15)、未成年者の喫煙の低下はたばこ対策全般の効果を評
価する重要な指標の1つである。
(ⅲ)妊娠中の喫煙をなくす
妊娠中の喫煙は、妊娠合併症(自然流産、早産、子宮外妊娠、前置胎盤や胎盤早期
剥離など)のリスクを高めるだけでなく、児の低体重、出生後の乳幼児突然死症候群
のリスクとなることから、健康日本21(第2次)では新たに、妊娠中の喫煙をなく
すことを指標及び目標として設定する。
(ⅳ)受動喫煙の機会を有する者の割合の低下
受動喫煙による超過死亡数が肺がんと虚血性心疾患に限っても年間 6,800 人にの
ぼり 10)、その影響が大きい。また、受動喫煙の曝露状況の改善により短期的に急性心
筋梗塞や成人および小児の喘息等の呼吸器疾患による入院を減尐させるなど、確実な
健康改善効果が期待できる 12)。
受動喫煙を取り巻く国際的、国内的状況を踏まえ、受動喫煙の防止を一層推進する
ため、受動喫煙の防止に関する目標を設定することが必要である。

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