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参考資料6 国民の健康の増進の総合的な推進を図るための基本的な方針(平成24年厚生労働省告示第430号)及び健康日本21(第二次)の推進に関する参考資料 (145 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_24115.html
出典情報 健康日本21(第二次)推進専門委員会(第17回 2/25)《厚生労働省》
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受動喫煙指標の曝露源の選定にあたっては、曝露の頻度や対策の実態を考慮して、
主要な曝露源であり、かつ今後の改善が特に望まれるものとして、家庭、職場、飲食
店の3つを選定した。さらに、平成 22 年2月の厚生労働省健康局長通知で「官公庁
や医療施設においては、全面禁煙とすることが望ましい。」とされていることから、
官公庁及び医療施設を選定した。


現状と目標
(ⅰ)成人の喫煙率の減尐
目標項目

成人の喫煙率の減尐(喫煙をやめたい人がやめる)

現状

19.5%(平成 22 年)

目標

12%(平成 34 年度)

データソース

厚生労働省「国民健康・栄養調査」

喫煙は、日本人のがん、循環器疾患、糖尿病をはじめ多くの疾患の確立した原因であ
り、成人の喫煙率の低下は、それらの疾患の発症や死亡を短期間に減尐させることにつ
ながる。平成 19 年に策定された「がん対策推進基本計画」では、個別目標として「喫
煙をやめたい人に対する禁煙支援を行っていくことを目標とする」ことが閣議決定され
ており、厚生労働省のみならず、政府全体として、喫煙をやめたい人が禁煙する環境を
整備することが求められている。また、平成 24 年6月に閣議決定された新たながん対
策推進基本計画では、平成 34(2022)年度までに、禁煙希望者が禁煙することにより
成人喫煙率を 12%とすることが個別目標として設定された。
このような状況を踏まえ、目標値については、現在の成人の喫煙率(19.5%)から禁
煙希望者が禁煙した場合の割合(37.6%)を減じた値である 12%を設定する。
(ⅱ)未成年者の喫煙をなくす
目標項目

未成年者の喫煙をなくす

現状

中学 1 年生
高校 3 年生

目標

0% (平成 34 年度)

男子
男子

1.6%、女子
8.6%、女子

0.9%
3.8%

(平成 22 年)

データソース 厚生労働科学研究費補助金による研究班の調査
健康日本21において、「未成年者の喫煙をなくす」ことが目標として掲げられた。
0%の目標値を達成することはできなかったものの、明らかな改善傾向が認められてい
る。健康日本21(第2次)においても、引き続きこの考え方を継続する。

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