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参考資料6 国民の健康の増進の総合的な推進を図るための基本的な方針(平成24年厚生労働省告示第430号)及び健康日本21(第二次)の推進に関する参考資料 (125 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_24115.html
出典情報 健康日本21(第二次)推進専門委員会(第17回 2/25)《厚生労働省》
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目標項目

日常生活における歩数の増加

現状

20 歳~64 歳:男性 7,841 歩、女性 6,883 歩
65 歳以上:男性 5,628 歩、女性 4,585 歩
(平成 22 年)

目標

20 歳~64 歳:男性 9,000 歩、女性 8,500 歩
65 歳以上:男性 7,000 歩、女性 6,000 歩

データソース

(平成 34 年度)

厚生労働省「国民健康・栄養調査」

歩数を1日 1,500 歩増加させることは、約 15 分間の活動時間の増加ととらえることがで
きる。また、身体活動量に換算すると1日 0.75~1.0 メッツ時増加、エネルギー消費量では、
体重 70kg の男性で 50-70kcal、60kg の女性で 45-60kcal に相当する。こうした取組を1年
間継続すると、食事の量(エネルギー摂取量)を変化させずに 2.0-3.5kg の減量が可能であ
る。
なお、1日 1,500 歩の増加は、NCD発症および死亡リスクの約 2%減尐に相当し 7)、ま
た、血圧を 1.5mmHg 減尐させることが示唆されている 8)。20 歳~64 歳の目標値である男性
9,000 歩/日、女性 8,500 歩/日は、健康づくりのための運動指針 2006(エクササイズガイド
2006)において身体活動量の基準値の目安である1日 8,000 歩~10,000 歩(23 メッツ・時
/週)以上を満たしている 9)。
市町村単位で身体活動量の評価を行う場合は、特定健診で用いられている標準的質問票の
10 の質問「日常生活において歩行又は同等の身体活動を1日1時間以上実施」、選択肢「①
はい、②いいえ」を用いることで他の市町村国保との比較や全国における各自治体の位置づ
けが把握できる 10)。
(ⅱ)運動習慣者の割合の増加
国民健康・栄養調査では、30 分・週2回以上の運動を1年以上継続している者を運動
習慣者と定義し、その割合を調査している。運動習慣者は就労世代と比較して退職世代では
明らかに多いので、歩数と同様に 20~64 歳と 65 歳以上の 2 つの年代に分けて目標値を定め
る必要がある。平成 22 年の国民健康・栄養調査の値を現状値とし、両性、両年齢とも運動
習慣者の割合を約 10%増加させることを目指し以下の目標値を定めた。
目標項目

運動習慣者の割合の増加

現状

20~64 歳:男性 26.3%、女性 22.9%、総数 24.3%
65 歳以上:男性 47.6%、女性 37.6%、総数 41.9%

目標

20~64 歳:男性 36%、女性 33%、総数 34%
65 歳以上:男性 58%、女性 48%、総数 52%

データソース

厚生労働省「国民健康・栄養調査」

(平成 22 年)
(平成 34 年度)

30 分・週2回(週1時間)の運動習慣を有する者は運動習慣のない者と比較してNCD
発症・死亡リスクが約 10%低いことが研究で示されている 11)。なお、週1時間の運動実施

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