よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


参考資料6 国民の健康の増進の総合的な推進を図るための基本的な方針(平成24年厚生労働省告示第430号)及び健康日本21(第二次)の推進に関する参考資料 (152 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_24115.html
出典情報 健康日本21(第二次)推進専門委員会(第17回 2/25)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

であることと、高齢期においても自分の歯を有する者の増加に伴い、その対策は高齢期での
大きな健康課題の一つであること、また全身疾患との関係が注目されていることから、より
一層の歯周病予防対策の推進が求められている。
このため、歯・口腔の健康に関する目標については、歯科疾患の予防の観点から「う蝕予
防」および「歯周病予防」を設定し、これらの予防を通じて、生涯にわたる健全な口腔保健
の確立を図るために、器質的な観点から「歯の喪失の防止」および機能面の観点から「口腔
機能の維持・向上」を設定する。その際、ライフステージごとの特性を踏まえて目標を設定
する。また、生涯にわたって歯・口腔の健康を保つために、個人個人で自身の歯・口腔の状
況を的確に把握することは重要な保健行動であることから、歯・口腔の健康を保つための基
盤的項目として、歯科検診についての目標を設定する。
「歯・口腔の健康」の目標設定の考え方

ⅲ.現状と目標
(ⅰ) 口腔機能の維持・向上
口腔機能は、日常生活を営むために不可欠な摂食と構音と密接に関連するものであり、そ
の良否は寿命の延伸や生活の質の向上に大きく関係している 8)9)。特に、咀嚼機能について
は、主観的な健康感や運動機能と密接な関連性を有するとの研究知見も多い 10)11)。高齢者に
おける咀嚼機能の低下は、野菜摂取量の低下と有意な関連性を示すことが報告されており、
摂取できる食品群にも大きな影響を与えると考えられる 12)13)。このような口腔機能の低下は、
虚弱高齢者や要介護高齢者では低栄養を招くリスク要因のひとつとなり、生命予後にも大き

135

ページ内で利用されている画像ファイルです。