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【資料No.1】2.5_臨床に関する概括資料 (58 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26901.html
出典情報 薬事・食品衛生審議会 薬事分科会(令和4年度第3回 7/20)、医薬品第二部会(令和4年度第6回 7/20)(合同開催)《厚生労働省》
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S-217622



2.5 臨床に関する概括評価

上記以外の症状,すなわち COVID-19 発症前には存在しておらず,ベースライン (投与
前検査) 時点あるいはそれ以降に発現した症状については,症状が軽度又は無しになる
必要がある.

COVID-19 症状が回復するまでの時間は,治験薬投与開始時点から COVID-19 の 12 症状全て
が回復した時点までの時間と定義する.本評価項目に対する主解析として,Phase 2b Part の ITT1
集団及び Phase 2a Part の ITT 集団における軽症/中等症の SARS-CoV-2 感染者集団を対象に,
COVID-19 発症から登録までの時間,及び SARS-CoV-2 ワクチン接種の有無を層とする層別
log-rank 検定を用いて,両側有意水準 0.05 で COVID-19 症状が回復するまでの時間について
S-217622 各用量群とプラセボ群の間で対比較を行った.また,各群に対して,追跡評価期間を
21 日とする境界内平均生存時間 (RMST) を推定し,各用量群とプラセボ群の対比較を行った.
その他の解析は 5.3.5.1-01_T1221 CSR (Phase 2b Part)_Appendix 16.1.1 に示す.
各時点における COVID-19 の 12 症状合計スコアのベースラインからの変化量について,
Phase 2b Part では ITT1 集団における軽症/中等症の SARS-CoV-2 感染者集団を対象に,共分散分
析を適用し,両側有意水準 0.05 で各時点における COVID-19 の 12 症状合計スコアのベースラ
インからの変化量について S-217622 各用量群とプラセボ群の間で対比較を行った.Phase 2a Part
では ITT 集団における軽症/中等症の SARS-CoV-2 感染者集団を対象に,各時点における
SARS-CoV-2 のウイルス力価のベースラインからの変化量と同様の解析を行った.ただし,実施
する解析は軽症/中等症の SARS-CoV-2 感染者集団対象の解析のみとした.Phase 2b Part では,
サブ合計スコアを対象とした同様の解析を行い,さらに事後解析として,呼吸器症状に熱っぽ
さ又は発熱を加えた 5 症状を対象として同様の解析を行った.
COVID-19 症状が回復した被験者の割合について,Phase 2b Part の ITT1 集団及び Phase 2a Part
の ITT 集団における軽症/中等症の SARS-CoV-2 感染者集団に対して Mantel-Haenszel 検定を適
用し,両側有意水準 0.05 で各時点における COVID-19 症状が回復した被験者の割合について各
用量群とプラセボ群の間で対比較を行った.
事後解析として,軽症/中等症の SARS-CoV-2 感染者での,COVID-19 症状が快復するまでの
時間を評価した.本評価項目に対する主解析として,COVID-19 症状が回復するまでの時間と同
様の解析を行った.
COVID-19 症状の「快復」は,治験薬投与開始時点から COVID-19 の 12 症状全てが下記の通
りに快復した時点を指し,その状態が少なくとも 24 時間持続しているとき,当該被験者の
COVID-19 症状は快復したと判断した.


COVID-19 発症前から存在した既存症状で,ベースライン (投与前検査) 時点で悪化し
ていると被験者が判断した症状については,ベースライン時点の重症度から改善又は
維持する必要がある.



COVID-19 発症前から存在した既存症状で,ベースライン (投与前検査) 時点で悪化し
ていないと被験者が判断した症状については,ベースライン時点の重症度を維持又は
改善する必要がある.



上記以外の症状,すなわち COVID-19 発症前には存在しておらず,ベースライン (投与
前検査) 時点あるいはそれ以降に発現した症状については,症状が無しになる必要があ
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