よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


参考資料3 有効性評価に基づく大腸がん検診ガイドライン2024年度版 (20 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_71872.html
出典情報 がん検診のあり方に関する検討会(第46回 3/23)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

2) ランダよ化比較対賠試験による有効性評価(全大腸内視鏡検査)

全大腸内視鏡のランダム化比較対財試験(RCT)は現在進行中の研究が 5 件あり、うち 1 件は国
内研究である 8 48-5 。 2024 年 6 月末現在、ベースライン報告(スペイン、スウェーデン、 北欧共同
研究)と北欧共同研究から中間報告が発表されている 9. 50.68)。

スペイン研究(COLONPREV)は、全大腸内視鏡 1 回実施と免疫法隔年実施を比較した非衝性
評価研究である 50。 全大腸内視鏡群の参加率は 24.6%、 便潜血検査妖は 84.2%であった(オッズ
比 0.63, 95%CI: 0.60-0.65)。 ベースライン調査における大腸がん検出率には両群に統計学的有
意差がなくともに 0.1%)、近位・遠位でも両群に有意差はなかった。 一方、advanced adenoma 、
non-advanced adenoma ともに部位別にかかわらず全大腸内視鏡群で有意に高い検出率であっ
療呈

スウェーデン研究(SCREESCO)は、全大腸内視鏡 1 回実施と免疫法隔年実施を比較しており、
全大腸内視鏡群の参加率は 35.1%、便潜血検査群は 55.5%%であった。 大腸がん検出率には両群
に統計学的に有意差がなく、近位結腸・遠位結腸・直腸でも両群に有意差はなかった。 一方、
advanced adenoma、non・adyanced adenoma ともに全大腸内視鏡税で有意に検出率が高く、
近位結腸でも有意に高率だった 59)。

ままた、ポーランド・ノルウェー・スウェーデン・オランダで実施された NordICC 研究は、全大腸内
視鏡 1 回実施と通常診療(無検診)を比較した。 全大腸内視鏡群の応諾率(オランダを除く 3 か国
のデータ)は 42%(ノルウェー60.7%、ポーランド 33.0%、スウェーデン 39.89%)であった。 同様にす
ランダを除く 3 か国のデータを用いた追跡期間 10 年の中間解析において、TTT 解析では則積大
腸がん稚叫リスクは介入群 0.98%、対妥群 1.20%、リスク比 0.82(95%OI 0.70-0.93)で有意に机
吊りリスクが減少した。 一方、積大腸がん死亡リスクは介入群 0.28%、対照衝 0.31%% 、リスク比
0.90(95%CI 0.64-1.16)であった。 主解析である ITT 解析では統計学的に有意な大腸がん死亡
減少効果は示されなかったが、 実際に検診を受けた人のみを解析対象とした per-protocol 解析
では、 介入群の維患リウスクは 0.84%、 対照群は 1.22%、リスク比 0.69(95%C1 0.55-0.83)であった。
介入群の死亡リスクは 0.15%、対冊群の死亡リスクは 0.30%、リスク比 0.50(95%CI 0.27-0.77)と
なり、 統計学的に有意に死亡リスクは減少した %⑲。

3) コホート研究・症例対照研究による有効性評価(全大腸内視鱗検査)

全大腸内視鏡検診を評価したコホート研究と症例対剛研究では、ほぼ一員して大腸がん槍患
率減少効果(図 4)、大腸がん死亡率減少効果(図 5)を認めた 54*66。

ただし、RCT に比べて観察研究は様々なバイアスの影響を受けやすい。 さらに全大腸内視鏡
検査の有効性を評価する観察研究に特異的な問題がある。 例えば、検診プログラムのある地域で
行われた 1 研究 59を除き、受診に関する情報は医療記録やアンケートで把握されている。 すなわ
ち、検診のための全大腸内視鐵だけでなく、 診療の全大腸内視鏡が混入している可能性が高く評
価に支障をきたしている点が全大腸内視鏡検欠に関する観察研究の特徴であり、 大腸がん検診
ガイドライン 2005 年版でも問題視さんれていた。 また、多目的コホート研究のアンケート詩査による

20