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井口委員提出資料 (44 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_64916.html
出典情報 社会保障審議会 福祉部会(第30回 10/21)《厚生労働省》
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おわりに それぞれの振り返りから

O 社会福祉法人小田原福祉会
西山剛史

にしやま・たかし 小規

模多機能型居宅介護 潤生園みんな

広域支援の重要性

の家ほたるだ 管理者

介護福祉士

/防災士 1982 年生まれ

いざ行くとなった時に、何が必要か何が求められる

当てはまると実感し、非常時には、それを可能にする非

のか、考えながらの道中だった。何事もない日常が流

常時の通信技術などがあると、支援の輪が広がりやすい

れている場所もある中で、輪島市に近づくにつれ被害

と感じた。そこも今回、情報共有システムを構築などし

の広がりを実感し、被災地はそこだけではないという

ていたので、多種多様な専門職チームの力を感じた。

ことを感じた。
また、地域の繋がりが非常に重要であることを実感し
たのと同時に、広域での支援の在り方や、現地のニー

最後に、支援する人は、支援する人を支える人がい
るからできるといえる。そこを支えることができればもっ
と支援の輪は広がっていく。

ズに合わせた支援が必要であるということを感じた。
『共に過ごすことで感じるもの』ということを意識して臨

爪切りなど基本的なケアを展開していく

んでいたので、今後の災害支援のあり方を学ぶ貴重な
経験となったし、自助、トイレ、広域支援の重要性を感
じたのでそれを広く知ってもらうようにしたいと思った。
平時に備えておくべき技術や能力については、防災知
識についてはもちろんのこと、応急処置や安全確保の方
法等のサバイバルスキル、自衛隊のような知識やスキル
があれば、どんな環境でも支援ができるなと思ったのと、
一番はコミュニケーション能力が重要で、日々のケアに

杉本敦軌

すぎもと・あつき 認知

症対応型共同生活介護 潤生園より

孤立させない関わり方

あいどころ螢田 係長
1988年生まれ

介護福祉士

私は東日本大震災の時に初めてボランティア活動に

く、これから起こりうる自然災害に対する学びを深め

参加し、その時の経験や反省を少しでも活かせればと

るために、一緒になって共同生活をさせてもらっている

いう想いで今回の能登半島地震災害支援に手を挙げ

ということを念頭に支援に入りました。

させて頂きました。
輪島での生活は決して作業でのボランティアではな

被災者も支援者も基本的には、単独での行動を避
けることは鉄則ですが、様々な場面で「孤立しない・
孤立させない」という関わり方で得た大切さを、実感
できた気がします。
他の団体や組織も混在する中 、情報収集や連携を
意識した「常に察する能力」が必要であることを肌で
感じることができました。また、たくさんの幅広い情報
を集約し 、積極的に発信することも重要で 、生活支
援の可能性を見出せるきっかけづくりとなることと思い
ます。
支援に携わることができ感謝しています。ありがとう

要介護者と話をしながら介護をすすめていく

ございました。
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