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井口委員提出資料 (22 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_64916.html
出典情報 社会保障審議会 福祉部会(第30回 10/21)《厚生労働省》
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現場をささえるバックオフィスのチェックリスト

(担当:飯田大輔/福祉楽団)

被災地支援にあたって、バックオフィスに求められることは大きく2 つです。平時からの準備と訓練と、派遣す
るときの確認事項と現場サポート。バックオフィスの適切な働きは、万が一の事故の際のリスクを軽減させるだ
けでなく、派遣される介護福祉士に安心をもたらし、効率的な活動につながります。



活動のスケジュールを立てる



派遣チームが自分の活動がいつまでであるのか

現地で起きていることをリアルタイムで、細かく把握し

を認識しておく。終わりが見えていたほうが頑

ようとすることはやめる。派遣された介護福祉士を信

張れるし、事故の予防につながる。



発災後 3 日~1週間くらいが
活動開始時期
→発 災日~ 3 日の被災地は「急性期」なので、

頼し、任せていくスタンスが必要。必要な情報は日報を

1日1回送ってもらうくらいでいいかもしれない。バック
オフィスが過度に干渉することは支援の妨げになる。



の情報収集や手続きをする。

介護福祉士の活動開始時期となる。

活動終了時期の見込みを立てる



開始後 10 日くらいのうちに、活動終了時期の

で共有する機会をつくる。

程度で終了させる)

ながるほか、派遣のストレスを緩和させる効果も期待

経験を語りとして共有することで、被災地の理解につ

目安をつける。
( 概ね、発災日から 30 ~ 50 日

できる。

→活動終了時期を福祉避難所や被災地の行政に
予告しておくことで、被災地側の準備や行政側

の混乱が少なくなる。



なったときの支援の受け方がイメージできるようにな

る。

→役割分担や物品の整理や、運搬方法などが具体的に

えないことが多い。しかし、現地では人やモノ

理解できるようになる。

が動いている。どういうルートで移動している
のか、または、どこには行けないのかの見当を

つけておく。

被災地から離れた場所の活動拠点

支援の経験で、支援の受け方がわかる
被災地支援を経験しておくと、自分たちが被災者に

移動ルートの確認
→支援に向かうルートは、通常の移動ルートが使



経験の共有
派遣された経験、被災地支援を行った経験を職場内

介護福祉士の支援チーム( DWAT )は、派遣



補助金の活用
介護福祉士の派遣に使える制度や助成団体の助成金

少し落ち着いて情報が整理されはじめたときが



報告を求めすぎない



行政との調整
県庁や中央省庁とのやりとりは、バックオフィスからで

も十分できる。

被災地から離れた場所で、インフラが整ってい

現場のニーズを把握して、行政の支援が必要だと判

とを検討する。

とで、現場が効率的に活動できる。

るところを支援活動の現地拠点として定めるこ
→新幹線の駅や空港、高速道路のインターチェン

ジの近くで、駐車場があり、ホテル、ガソリン

スタンド、コンビニなどが通常どおり営業してい

るところの見当をつける。

断されるときには、バックオフィスがその援護をするこ

□ メディアへの発信
ネットニュースや、新聞やテレビなどに活動が掲載さ
れることは、何より現場の介護福祉士のやりがいとな
る。取材対応やプレスリリースも積極的に検討する。
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