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井口委員提出資料 (23 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_64916.html
出典情報 社会保障審議会 福祉部会(第30回 10/21)《厚生労働省》
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平時に教育訓練しておくべきことチェックリスト

(担当:井口健一郎/小田原福祉会)



車両の運転技術、操作方法

□ アウトドア経験、ソロキャンプ

ドライバーは、普段から運転をしている人、運

被災地支援は、自分自身の生活を成立させ

転の経験がある人を選ぶ。車の点検(ブレーキ、

るところからはじまる。テントの設営や、屋

ライトなど)の仕方、タイヤ交換と、ジャンプス

外の調理、寝袋で眠る経験などを 1 回でもし

タートの仕方、ブースターケーブルの使い方を

ておくと、被災地での生活をイメージしやすく

平時に 1 回でも練習しておくと自信につながる。

なる。

キャンプを楽しんでおく経験は非常時にも役
に立つ。

日本自動車連盟(JAF)
公式 YouTube

https://www.youtube.com/@jafchannel



応急救護訓練
ケガの応急手当、止血方法、心肺蘇生法、



AED の使い方は平時に訓練しておく。

車両の性能、悪路、雪道の運転
自動車は4輪駆動の車両を原則として、悪路の

走行を補助するような安全性能(雪道モードな

ど)
、スマホの充電できるコンセントやコネク

ターがあるものを平時から導入しておくと車両
選びに困らなくなる。また派遣するときの荷物

の量もかさむので、積載量があるものが良い。

□ ヘルメットや安全靴の重要性
たった 50cm の高さから鉄板の上に転倒した時
の衝撃荷重は、脳しんとうを超えて頭蓋骨骨折

を引き起こすほどになる。ヘルメットを着用する

ことで、衝撃は 1/10 以下に軽減できる。安全

靴は JIS T 8101 安全靴を基本とし、機能面の

規格である耐踏抜き性( P)か、耐切創性(C)

を満たしたものを用意しておく。

普通救命講習を受講しておくと良い。



方向の見方、天気予報の見方
天気や防災アプリはスマホにいれておく。

普段から、天気や風向きをこまめに気にする
習慣が大切。当たり前と思われるような「太
陽は東から昇って西に沈む」という自然の見

方がわかっていれば、スマホが使えないとき

も、読み取れる現象が広がる。

紙の地図の見方も練習しておく。

□ 日の出、日の入り
停電した被災地の夜は真っ暗。日没後の屋

外作業は原則禁止とする。日の出、
日の入
(日
没)の時間を把握し、日中の活動を計画的

にすすめる。

スマホで簡単に調べられるが、暦(春分、夏

至、秋分、冬至など)の理解がある程度頭

に入っていれば、スマホで調べなくても、季

節毎の日の出、日の入の時刻の見当をつけ

ることができる。



燃料の特性や危険性について
非常時に使われる燃料は機械や設備によってさ

まざま。間違って使えば火災や爆発の可能性が

あるし、機械が壊れる。ガソリン、軽油、灯油

など燃料の違いやそれぞれの特性を理解してお

く。特にガソリンの危険性は平時から知らせて
おく。

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