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井口委員提出資料 (24 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_64916.html
出典情報 社会保障審議会 福祉部会(第30回 10/21)《厚生労働省》
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第3章



満潮、干潮の見方



海面の高さが 1 日のなかで、一番高くなるとき

バックオフィス側のコンピテンシー

位置情報の共有の仕方
被災地での活動中に、余震や警報に遭遇す

(満潮)
、一番低くなるとき(干潮)が 2 回

ることは多い。そのたびに 、バックオフィス

ゆっくりとしたリズムで変化している。台風や

していたのでは疲れてしまう。活動拠点から

ので危険性がさらに大きくなる。満潮と干潮

るときは、バックオフィス側やグループ内で

ずつある。海面の高さは一定ではなく、毎日、

が動揺したり、一緒にいる仲間が心配したり

津波と満潮時刻が重なると海水面が高くなる

離れるときや、地域活動などに従事したりす

の時刻をスマホで調べてみる。

位置情報が共有される仕組みをつくっておく。



ハザードマップの見方
ハザードマップとは、自然災害による被害を

予測し、その被害範囲を地図にしたもの。市
町村や国土交通省のホームページなどで確

認できる。被災地に行くときは、活動の地域



や拠点となる場所がハザードマップのどの位

I C Tの使い方

置にあるか、どのようなリスクがある地点か、
活動するに安全な地点なのかを確認してお

メッセージアプリは、あとから参加した人で

く。紙に印刷したものを持っておくと、通信

も、参加する前のメッセージのやりとりが見

られるアプリを使うことがベター。ファイルや

が不安定なところでも安心。

置情報を共有できるアプリを使うとバックオ

国土交通省ハザードマップ

データを共有できるクラウドサービスや、位

ポータルサイト

フィスの支援能力も上がる。また、非常時に

新たに使うアプリではなく普段からそういう

https://disaportal.gsi.go.jp

機能のあるアプリを使っておくとスムーズ。

□ スターリンクを使っておく



標準予防策とワクチネーション
被災地では感染症のリスクが高まる。麻疹、

スターリンクとは地球上のほぼ全域での衛星

風しん、おたふく風邪(流行性耳下腺炎)

インターネットアクセスを可能にするもので、

の抗体があるかどうかは平時に確認しておく

小さな旅行カバンくらいの通信機器。月 1 ~

こと。また標準予防策は、
「標準」なので平

3 万円くらいの法人契約プランも用意されて

時でも非常時でもやることは同じ。普段の介

いる。通信はインフラであり、生命線。業務

護実践と訓練が問われる。手指のアルコー

連絡はもちろん、家族や恋人への連絡手段

ル消毒と換気が確実に実行されることは、感

を確保しておくと介護福祉士の安心感につな

染症予防の大前提。

がる。



簡易トイレを使っておく
水洗トイレが使えなくなっている可能性が高

い。簡易トイレの使い方や、排せつ物の処理

の仕方など一度でも体験しておくことが大切。
防災訓練のときにじっさいに簡易トイレを使っ

てみよう。

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