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資料1-2 セイヨウハッカ油のリスク評価について (42 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59995.html
出典情報 令和7年度第4回薬事審議会医薬品等安全対策部会安全対策調査会
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7 使用 上 の 注意 及び 解 説
使用上の注意

解説

してはいけないこと(守らないと現在の症状が悪化したり、副作用が起こりやすくなります)
1.次の人は服用しないでください
(1) 医師から過敏性腸症候群の診断・治療
を受けたことがない人

以前に医師からIBSの診断・治療を受けたことがない人は、他の疾患の可
能性もありますので、医療機関を受診するようにご指導ください。

(2) 過敏性 腸症候群の再発かどうかよくわ
からない人 ( 例えば、今回の症状は、以前
に過 敏性 腸 症候群の診 断・治療を受けた
時と違う )

I B Sの再発 かどうかよくわからない人は、他の疾 患の可能 性もありま
すので、医療機関を受診するようにご指導ください。

(3) 就 寝中などの夜間にも、排便のために
トイレに行きたくなったり、腹痛がある人
(4) 発熱がある人
(5) 関節痛がある人
(6) 粘血便 ( 下血 ) がある人
(7) 繰り返すひどい下痢がある人
(8) 急性の激しい下痢がある人
(9) 排便によってよくならない腹痛が
ある人

大 腸がん、炎症性 腸疾 患 ( 潰瘍性大 腸炎、クローン病等 ) 等の他の
疾患の可能性もあるため、医療機関を受診するようにご指導ください。

(10) 嘔吐がある人
(11) 6ヵ月以内に、体重が3 kg以上、
予期せず減少した人
(12) 次の病気にかかったことのある人
大 腸がん、炎症性 腸疾患 ( クローン病、
潰瘍性大 腸炎等 )
(13) 本 剤 又 は 本 剤の成 分 によりアレル
ギー症状を起こしたことがある人

本剤の成分を服 用してアレルギー症状を起こしたことのある人は、本
剤によりアレルギー症状をおこすおそれがあります。

(14) 著しく胃 酸 が 少ない 状 態 が 持 続 す
る人 ( 無酸症 )

無酸症の人は、腸溶性 製 剤である本剤が胃内で崩壊する可能 性があ
り、カプセルからペパーミントオイルが 放出され、胸やけを起こすこと
があります。

(15) 医療機関で次の治療を受けている人
肝臓病、胆管閉塞、胆のう炎

肝臓病の人では、ペパーミントオイルに含有されている メントール等
の肝臓での代謝 が 抑制され、胆管閉塞、胆のう炎の人では、代謝 物の
胆汁中への 排 泄 が 抑 制される可能 性 があります 。したがって 、肝 臓
病、胆管閉塞、胆のう炎の治療を受けている人は本剤の服用により副
作用があらわれる可能性があります。

2.本剤を服用している間は、次のい
ずれの医薬品も服用しないでください
過敏性腸症候群 ( IBS ) の症状改善薬、
制酸剤

3.服用前後は飲酒しないでください

本 剤と同じ効 能・効 果を有 する要 指 導・一 般 用医 薬 品との 併用によ
り、作用の増強や副作用発 現の可能性があります。
腸溶性 製 剤である本 剤は制 酸 剤との 併用により 、本 剤の崩壊により
胃内でカプセルからペ パーミントオイルが 放出され 、胸やけを引き起
こすことがあります。
アルコールとともに本 剤を服 用すると 、アルコールによる胃内 容 物 排
出促 進によりペパーミントオイルの吸収が 促 進され、ペパーミントオイ
ルの血中濃 度が上昇し、副作用 ( 震え又は運 動失調 ) があらわれや
すくなる可能性があります。

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