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資料5_介護人材確保の現状について (57 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_57663.html
出典情報 社会保障審議会 福祉部会福祉人材確保専門委員会(第1回 5/9)《厚生労働省》
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介護の入門的研修から入職までの一体的支援の取組
~介護事業者と協働した駒ヶ根市(長野県)の事例~

【 基礎情報 】
人口・・・・・・・・・31,175人
高齢者人口・・・9,955人
高齢化率・・・・・32.3%

1 概要
• 介護に関する入門的研修、職場体験、マッチング等を組み合わせ、研修受講から入職までの一体的支援を強化した取組を実施。
(入門的研修は年2回開催、3日計21時間のカリキュラムで実施)

• 市の担当者が、企画調整・関係事業者の開拓、マッチング・相談対応にあたる体制を整備。
• 市が「事業所単独での人材確保は限界。地域全体で介護人材を養成し増やそう」と働きかけ、市内1/3の介護事業者の協力を得た。
• 広報活動では、市が研修・職場体験を申し込めるLINE公式アカウントを開設。
• 研修初日は市職員・社協職員が講義。研修2,3日目は協力事業所を会場として職員の介護福祉士等が講義。
• 研修2,3日目は市の職員が会場の介護事業所に出向き、参加者の個別面談を実施。その場で職場体験を予約できるようにした。

• 研修修了後もLINEで職場体験の申し込み受付や問合せ等に継続的に対応できる仕組みを作った。

2 一体的支援各ステップの特徴
【 入門的研修 】

【 広報 】
・市広報を全戸配付、地域情報紙
に特集 記事を掲載。
・予約・キャンセル等をLINEで完結
できるようにした。

「駒ヶ根市の状況、介護の相談
窓口」など、「わが町」を知っても
らう説明で、参加者の介護への
関心を高めた。

・介護資格にステップがあること、
入門的研修をその一歩目と位置
づけて、市民の認知を高め、
介護職に関心のある人を入門的
研修に呼び込む工夫を行った。

2,3日目を協力介護事業所で行
うことで、実際の職場の雰囲気を
知ってもらい、職場体験や就労
への関心を高めた。

PR文言は
「介護の問題は地域で解決」

2,3日目は別会場も選択可能。
様々な介護現場を知る機会を増
やした。
広報チラシ

【 職場体験 】
参加者のニーズに応じてオー
ダーメイドの体験プログラムを
実施。希望時間帯の中でできる
業務を体験してもらった。
【 就職へのフォローアップ 】
市が県労働局に無料職業紹介
事業を届出。市内の求人情報
を取得し、受講者が希望する
就職条件に合う事業所を探す
など、丁寧なマッチング・就職
支援を行う。
R6年度実績
参加者計31名
パートタイム就労者計2名

出典:令和6年度老人保健健康増進等事業「介護の入門的研修から入職までの一体的支援モデル構築に関する調査研究事業」
介護人材採用に向けた事例集(令和6年3月:PwCコンサルティング合同会社)より引用・一部編集

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