資料5_介護人材確保の現状について (39 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_57663.html |
出典情報 | 社会保障審議会 福祉部会福祉人材確保専門委員会(第1回 5/9)《厚生労働省》 |
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の発掘・確保に取り組む(栗山町立北海道介護福祉学校)
取組の概要
「自治体推薦」の入学枠を設け、対象学生の授業料を減免
栗山町及び栗山町立北海道介護福祉学校は、「介護人材確保のための自治体包
括連携協定」を道内の市町村と締結し、双方の課題である学生確保と介護人材
確保に取り組んでいる。
• 栗山町立北海道介護福祉学校に連携自治体から推薦を受けて入学す
る学生に対し、栗山町は、入学金・授業料をそれぞれ10万円ずつ減免
している。
• 加えて、自治体によっては、自治体推薦で入学する学生に対し、独自
の支援策を設け、就学と卒業後の地元での就職をサポートしている。
協定を締結した連携自治体は学生募集に協力し、栗山町は連携自治体から推薦
を受けて入学する学生に対し、学費の一部減免を行っている。
年に1回、北海道介護福祉学校と連携自治体でオンラインミーティングを開催し、
学校から自治体への情報提供、及び自治体同士で情報交換をする機会となっ
ている。
取組の進捗
令和3年に月形町、沼田町と協定を締結して以降、現在(令和6年12月)までに、
道内16市町村と包括連携協定を締結した。
これまでに、令和5年に1名、令和6年に1名の学生が自治体推薦によって北海
道介護福祉学校に入学した。また、令和7年度には、3名の入学が見込まれてい
る。
北海道介護福祉学校の概要
昭和63年設立 2年制専門課程
介護福祉学科 定員1学年40名、在学者数 44名(令和6年度)
地域の状況 (北海道栗山町)
人口 11,272人
高齢化率 41.2% 5年間の人口増減率 ▲8.7%
(総務省 令和2年国勢調査)
人材の発掘・育成・確保・定着の一連のサイクルにおける包括的な連携
• 包括連携協定では、学生募集だけでなく、福祉教育や介護の仕事の
魅力の発信、介護人材の育成と就業促進、定着促進など幅広い項目
での連携・協力を規定している。
• 北海道介護福祉学校が連携自治体での福祉教育や介護事業者への
研修などへの協力をしたり、連携自治体での取組の参考になる情報
提供をしたりすることで、地域で人材を発掘し、育成し、定着させると
いう一連のサイクルの確立を目指している。
周辺に介護福祉士養成施設がない自治体に、協定への参加を呼びかけ
• 北海道では、札幌市に所在
する介護福祉士養成施設が
多く、地元に養成施設のな
い自治体も多い。
• 北海道介護福祉学校では、
そういった自治体に重点的
に声をかけて包括連携協定
を締結することで、その地
域での学生募集につなげる
ことを目指している。
(出典) 令和6年度社会福祉推進事業
「人口減少社会に対応した福祉人材の養成・確保や地域の多様な人材の活用に関する調査研究事業」
<北海道内の介護福祉士養成施設等の所在地>
● 福祉系高校
● 専門学校
● 大学
● 北海道介護福祉学校
養成施設の空白地帯
(北海道介護福祉学校資料)
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