よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


資料1-8-2 認定特定非営利活動法人日本がん登録協議会 御提出資料 (41 ページ)

公開元URL https://www8.cao.go.jp/kisei-kaikaku/kisei/meeting/wg/2501_02medical/251029/medical06_agenda.html
出典情報 規制改革推進会議 健康・医療・介護ワーキング・グループ(第6回 10/29)《内閣府》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

提言番号

内容

重要度

全国がん登録と他の情報とのリンケージの推
II-9

進(オプトアウトによる同意取得の容認、公的機



関の設立)

提案の背景
臨床や公衆衛生分野の研究では、がん登録情報とその他の情報(例.DPC 情報、
診療上取得した診断・治療情報、患者属性や生活習慣情報など)とのリンケージによ
って得られる成果が飛躍的に向上します。しかし、がん登録等の推進に関する法律第
21 条 4 項では、がん罹患者のうち生存者について「当該がんに係る調査研究を行う
者が、当該がんに罹患した者から当該がんに係る調査研究のために当該全国がん登
録情報が提供されることについて同意を得ていること。」は必要であると明記されてい
ます。がん患者の診断、治療は同一医療機関で全てが完結しないことが多く、治療を
終えた後は医療機関を受診しません。その場合、がん登録情報と他情報とのリンケー
ジに関する同意を得ることは困難であり、研究の実施はほぼ不可能です。
がん登録情報以外の情報を利用する研究では、上記のように本人からの同意取得
が困難な場合、人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針(文部科学
省、厚生労働省、経済産業省、令和 5 年 3 月 27 日一部改正)により学術研究例外や
公衆衛生例外を満たせばオプトアウトによる同意の取得が認められています。
また、解析段階では個人情報は必要ないため、がん登録情報とその他の情報のリン
ケージを行う公的機関があれば、研究者は個人情報を保持せず研究を遂行できます。
例えば、韓国では、異なるデータベース同士の情報を連結するために認定された4つ
の専門機関があり、研究者は個人情報にアクセスすることなく研究を進めることが可
能 に な っ てい ま す 。 (例 . 韓 国 イン タ ーネ ット 振 興 院 ( KISA : Korea Internet &
Security Agency))

提案の具体的な内容
全国がん登録と他の情報とのリンケージによる臨床や公衆衛生分野の研究を推進
31