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資料1-8-2 認定特定非営利活動法人日本がん登録協議会 御提出資料 (21 ページ)
出典
| 公開元URL | https://www8.cao.go.jp/kisei-kaikaku/kisei/meeting/wg/2501_02medical/251029/medical06_agenda.html |
| 出典情報 | 規制改革推進会議 健康・医療・介護ワーキング・グループ(第6回 10/29)《内閣府》 |
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際しては医療機関での情報取得の機会均等性を確認することが必要です。
地域がん登録時代には進展度の補完情報として UICC TNM 分類が収集されてい
ましたが、現在は院内がん登録では収集されているものの、全国がん登録では収集さ
れていません。ただ、国際的には腫瘍の大きさ、転移リンパ節の個数や大きさについて
も重要な予後因子となるため、生存率解釈のために住民ベースがん登録では UICC
TNM 分類、小児がん登録では Toronto 分類が収集されることが一般的になってきま
した。
提案の具体的な内容
UICC TNM 分類は、地域がん登録時代には進展度の確認として必須項目ではな
い形で収集されていましたが、全国がん登録では収集されていません。(院内がん登
録では収集されています。)ただ、国際的には腫瘍の大きさ、転移リンパ節の個数や大
きさについても重要な予後因子となるため、生存率解釈のために UICC TNM 分類や
小児がん Toronto 分類を収集している住民ベースがん登録も多くあります。そのため、
UICC TNM 分類を院内がん登録などにより収集している医療機関や、今後は届出が
可能な医療機関からは全国がん登録に UICC TNM 分類の届出を可能にすることを
提案します。
UICC TNM 分類の登録には専門的な知識が必要なだけでなく、診療録に明確な
記録がない場合は不明や誤分類が多くなり、データ品質が低下します。そのため、都道
府県がん登録室において UICC TNM 分類の品質を管理するための情報(臨床情報、
病理情報)を積極的に収集する仕組みも同時に構築することが望まれます。
また、UICC TNM 分類は定義の厳格性を満たしているものの、情報取得の機会均
等性は満たされていないため、診療所などの小規模医療機関からの収集は困難です。
今後、UICC TNM 分類の届出が可能な医療機関の増加を図り、データ品質を確保し
ながら悉皆性を向上させるために、小規模医療機関等での不明や誤分類の発生頻度
を把握する調査の実施も提案します。
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地域がん登録時代には進展度の補完情報として UICC TNM 分類が収集されてい
ましたが、現在は院内がん登録では収集されているものの、全国がん登録では収集さ
れていません。ただ、国際的には腫瘍の大きさ、転移リンパ節の個数や大きさについて
も重要な予後因子となるため、生存率解釈のために住民ベースがん登録では UICC
TNM 分類、小児がん登録では Toronto 分類が収集されることが一般的になってきま
した。
提案の具体的な内容
UICC TNM 分類は、地域がん登録時代には進展度の確認として必須項目ではな
い形で収集されていましたが、全国がん登録では収集されていません。(院内がん登
録では収集されています。)ただ、国際的には腫瘍の大きさ、転移リンパ節の個数や大
きさについても重要な予後因子となるため、生存率解釈のために UICC TNM 分類や
小児がん Toronto 分類を収集している住民ベースがん登録も多くあります。そのため、
UICC TNM 分類を院内がん登録などにより収集している医療機関や、今後は届出が
可能な医療機関からは全国がん登録に UICC TNM 分類の届出を可能にすることを
提案します。
UICC TNM 分類の登録には専門的な知識が必要なだけでなく、診療録に明確な
記録がない場合は不明や誤分類が多くなり、データ品質が低下します。そのため、都道
府県がん登録室において UICC TNM 分類の品質を管理するための情報(臨床情報、
病理情報)を積極的に収集する仕組みも同時に構築することが望まれます。
また、UICC TNM 分類は定義の厳格性を満たしているものの、情報取得の機会均
等性は満たされていないため、診療所などの小規模医療機関からの収集は困難です。
今後、UICC TNM 分類の届出が可能な医療機関の増加を図り、データ品質を確保し
ながら悉皆性を向上させるために、小規模医療機関等での不明や誤分類の発生頻度
を把握する調査の実施も提案します。
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