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資料1-8-2 認定特定非営利活動法人日本がん登録協議会 御提出資料 (25 ページ)

公開元URL https://www8.cao.go.jp/kisei-kaikaku/kisei/meeting/wg/2501_02medical/251029/medical06_agenda.html
出典情報 規制改革推進会議 健康・医療・介護ワーキング・グループ(第6回 10/29)《内閣府》
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提言番号
I-12

内容
全国がん登録におけるがん患者の死亡に関す
る情報の拡充

重要度


提案の背景
がん患者の予後情報としての死亡日、死因、死亡場所などの情報は、診療現場、疫
学研究においても非常に重要です。全国がん登録において、がん登録等の推進に関す
る法律第 11 条に基づいて市町村長が作成した死亡者情報票(死亡した者に関する
氏名、性別、生年月日、死亡の時における住所、死亡の日、死亡の原因、死亡診断書の
作成に係る病院又は診療所の名称及び所在地その他の厚生労働省令で定める情報
の電磁的記録)を、同法 12 条に基づき全国がん登録データベースと照合し、がん患
者の生存確認情報(死亡日または最終生存確認日)および死亡者新規がん情報(同
法第 5 条 1 項および省令第 8 条 2 項に基づく死亡の原因)を記録しています。

提案の具体的な内容
死亡場所に関する情報は全国がん登録データベースには含まれておらず、がん情
報利用者へ提供することができません。がん患者の死亡場所は、がん医療政策におい
ても非常に重要であり、診断、治療、院内および在宅緩和医療、看取りなどがん患者の
受診状況を理解する上で重要な要素です。省令の第 8 条を改正し、がん患者の死亡
場所情報を全国がん登録データベースに追加すること、さらに、がん情報提供の際に
死亡場所情報も提供できるように提案します。また、全国がん登録におけるがん患者
の予後情報収集の方法についての普及啓発活動や、予後情報の活用に関するシンポ
ジウムを通じて、がん登録情報の有効活用を促進したいと考えます。

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