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保護者の思想信条等に起因する医療ネグレクトへの対応について (26 ページ)

公開元URL https://jp.jssoc.or.jp/modules/info/index.php?content_id=614
出典情報 保護者の思想信条等に起因する医療ネグレクトへの対応について(8/7)《こども家庭庁》
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(②身体的虐待)
問2-1 宗教活動等へ参加することについて体罰により強制するような事例について
は、児童虐待に当たるか。
(答)
宗教活動等への参加を強制することも含め、理由の如何にかかわらず、児童の身体に外傷
が生じ、又は生じるおそれのある体罰を行うことは身体的虐待に該当する。

問2-2 教義に関する講義などの宗教的行事に参加している中で、まじめに話を聞いて
いなかった、居眠りをしていたなどの理由により、保護者が児童を平手で叩く、鞭で打
つといったことは、児童虐待に当たるか。
(答)
理由の如何にかかわらず、児童を叩く、鞭で打つなど暴行を加えることは身体的虐待に該
当する。

問2-3 礼拝、教義に関する講義などの宗教活動等へ参加させ長時間にわたり五体投地
等の特定の動きや姿勢を強要する等して身動きできない状態にする行為や、深夜まで宗
教活動等への参加を強制するような行為は児童虐待に当たるか。
(答)
長時間にわたり特定の動きや姿勢を強要する等して身動きができない状態にする行為は
身体的虐待に該当する。
また、児童の就学や日常生活に支障が出る可能性がある時間帯まで宗教活動等への参加を
強制するような行為は、児童の発育や児童に対する養育の観点から不適切なものとしてネグ
レクトに該当する。
その他、問3―1(答)に記載する行為については心理的虐待に該当するものである。

(③心理的虐待)
問3-1 宗教活動や布教活動への参加強制や人生選択の強制、激しい言葉での叱責や霊
感的な言葉を用いての脅し等により幼少期からの継続的な恐怖の刷り込み等は児童虐
待に当たるか。また、児童を宗教活動等に参加させることを目的として、あるいは、児
童が参加に消極的であるといったことを原因・きっかけとして、無視する行為、常に拒
絶的・差別的な態度をとることについてはどうか。
(答)
「~をしなければ/すれば地獄に落ちる」、
「滅ぼされる」などの言葉や恐怖をあおる映像・
資料を用いて児童を脅すこと、恐怖の刷り込みを行うこと、児童を無視する・嫌がらせをす
る等拒否的な態度を継続的に示すことで、宗教活動等への参加を強制することや進路や就労