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外見からの判別が困難な脳卒中後遺症の制圧に向けた提言 (24 ページ)

公開元URL https://www.ncvc.go.jp/hospital/wp-content/uploads/sites/2/20250707_neurology_seisakuteigen.pdf
出典情報 「外見からの判別が困難な脳卒中後遺症の制圧に向けた提言」発表(7/7)《国立循環器病研究センター》
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3.
脳卒中後嚥下障害の支援体制
脳卒中後嚥下障害を抱える患者が社会復帰できる環
境を整備することは、患者の自立を支援し、QOL を向
上させる重要な要素である。退院後の継続的なリハビリ
支援を実施するとともに、訪問看護や訪問リハビリの充
実を図る。また、脳卒中後嚥下障害への対応力を高める
ためには、専門医療機関の整備と地域医療機関との連携
強化が重要である。言語聴覚士を中心とした専門的なリ
ハビリテーションの実施体制を拡充するほか、基礎的な
診断や治療を実施できる体制を整備する必要がある。さ
らに、障害者認定制度の見直しを行い、嚥下障害に伴う
経済的負担の軽減を目指し、医療費助成や介護保険の適
用範囲拡大により、社会全体で患者を受け入れる仕組み
を構築する必要がある。さらには、地域包括ケアの一環
として、
在宅医療や施設医療における支援体制も強化し、
患者が住み慣れた環境で適切なケアを受けられるよう
にすることが求められる。

5.脳卒中後肺炎/嚥下障害の現状、課題、政策提言
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