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【資料1-2】令和9年度研究事業実施方針(案) の概要(厚生労働科学研究) (41 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_73301.html
出典情報 厚生科学審議会 科学技術部会(第148回 5/21)《厚生労働省》
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エイズ対策政策研究事業

令和8年度予算額

940,119千円

事業概要(背景・目的)
日本の新規HIV感染者及びエイズ患者の年間報告数の合計は、近年減少傾向にあったものの令和5年以降は再度増加傾向がみられている。一方
で、保健所等での検査・相談件数は、前年に比べおおむね横ばいであるが、保健所等での検査件数の伸びが鈍化していることも留意しつつ、今後の
状況を注視していく必要がある。また新規HIV感染者報告数全体に占めるエイズ患者報告数の割合は、依然として約3割で推移している。併せて、血
液製剤によりHIVに感染した者は、血友病、C型肝炎ウイルス(HCV)感染を合併する場合が多く、抗HIV療法の進歩に伴う、長期療養や高齢化等、新
たな医療的・社会的課題への対応も求められている。さらに、外国人に対する保健医療サービスの提供を充実させることについても記載している。本
研究事業では、後天性免疫不全症候群に関する特定感染症予防指針(エイズ予防指針)に基づく対策を推進するため、社会医学及び疫学的観点か
ら、HIV感染予防、早期診断・早期治療に結びつく普及啓発、継続可能な医療・診療体制の構築等に関する研究を実施する。これにより我が国のエイ
ズ対策を総合的に推進することを目的とする。

令和9年度研究事業のポイント
○継続課題 抜粋
【研究課題名】HIV検査提供機会の多様化と地域連携強化による検査体制の最適化に向けた研究
【概要】 HIV感染症対策では、早期診断とエイズ発症率の低減が重要な課題である。本研究では、新しいHIV検査モデルの試行結果を整理・統合し、
MSMや外国籍の方々等を対象とした検査強化に関する保健所等に向けたガイドラインの作成や全国的なHIV検査体制の普及及び最適化を目指す。
【成果の活用】 本研究で得られたニーズを集約し、現場ニーズに即した実効性の高い検査施策を立案し、根拠に基づく政策提言につなげる。保健
所・医療機関・民間事業者が地域の実情に応じて導入できる「HIV検査提供パッケージ」として標準化・モジュール化を進めることを目指す。
○新規研究課題 抜粋
【課題名】エイズ予防指針に基づく対策の評価と推進のための研究
【課題名】HIV感染症の外来診療の提供体制の改善のための研究
【課題名】ブロック拠点病院のない四国地域の中核拠点病院の機能評価と介護療養体制整備
【課題名】非加熱血液凝固因子製剤によるHIV感染血友病等患者の長期療養体制の構築に向けた患者参加型研究
【課題名】血液製剤によるHIV/HCV重複感染患者に対する外科治療の実践的標準化に関する研究
【課題名】HIV陽性者に対する精神・心理的支援方策の開発、及びHIV医療と精神科医療の連携体制構築に資する研究

これまでの研究事業の成果概要
・「血友病・HIV/HCV患者に対する外科診療ガイド」(2024年3月発行)
・救急領域における止血機能異常症の診療ガイド」改訂(2025年度)
・抗HIV治療ガイドライン(2025年3月)