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【資料1-2】令和9年度研究事業実施方針(案) の概要(厚生労働科学研究) (39 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_73301.html
出典情報 厚生科学審議会 科学技術部会(第148回 5/21)《厚生労働省》
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新興・再興感染症及び予防接種政策推進研究事業

令和8年度予算額

660,269千円

事業概要(背景・目的)
• 新興・再興感染症は、治療薬や予防接種の普及等により制御されてきたが、今後も再び流行する可能性がある。インフルエンザや溶連菌感染症等
では、従来と異なる流行動向がみられており、また、世界各地に拡大しているエムポックスは日本国内でも継続して確認されている。さらに海外の感
染状況を踏まえると、麻しん等のVPD(Vaccine Preventable Diseases)に関する輸入事例による流行も懸念される。このため、ワクチンの安全性や有
効性を検証する疫学研究や、全国の接種記録等のデータを活用した評価体制の強化が求められている。
• 加えて、平時における感染症危機管理機能の強化や、感染症危機対応医薬品等(MCM)の利用可能性確保、迅速な病原体診断を可能とする体制、
感染症指定医療機関の機能充実、水際対策の強化も必要である。
• 本研究事業では、次の感染症危機に備え、感染症対策及び予防接種施策に係る行政対応の科学的根拠を示し、感染症から国民の健康を守るため
の研究を推進する。

令和9年度研究事業のポイント
• 感染症危機管理オペレーションの高度化に関する研究【継続】
感染症危機管理能力の向上を目的に、AIを活用した情報収集・分析の高度化や、多機関連携を前提とした実践的な訓練・演習手法の開発を行う。
あわせてリスクコミュニケーションの強化や、NDB等を用いた受診者数把握手法の確立、迅速かつ精度の高い意思決定を支援する。また、国・自治
体・医療機関が一体となった実効性の高い危機対応体制の実現を目指す。
• 診療所及び高齢者施設を対象とする効率的・効果的な薬剤耐性菌制御手法の確立のための研究【継続】
薬剤耐性菌の状況把握が困難な診療所や高齢者施設における課題を踏まえ、実行可能性の高い制御手法の検討及び効果検証を行う。診療所に
おける抗菌薬処方と耐性状況の関係を多職種で評価し、既存ガイドの普及・啓発を通じ、対策の実効性向上を目指す。
• 成人の侵襲性細菌感染症サーベイランスの強化のための研究【継続】
予防接種制度の変遷を踏まえ、侵襲性細菌感染症の疾病像を整理する。ゲノム配列データ等を用いた病原体サーベイランスにより、病原体動向、
薬剤耐性、ワクチン有効性等を解析し、予防接種施策の検討に資する情報提供を行う。
• 感染症対策分野における医療DX推進に資する研究【新規】
• 動物由来感染症対策に資する研究【新規】
• ワクチンの費用対効果の評価法及び分析方法の確立のための研究【新規】
※ 新規研究課題は抜粋

これまでの成果概要等
• 一類感染症等に備えた国内の危機対応体制を強化し、GHSAG-LN(世界健康安全保障グループラボラトリーネットワーク)等との国際連携基盤を整
備した。BSL-4施設を活用した人材・技術交流を進め、病原体検出手法の高度化に資する成果を得た。
• 副反応等に関する知見を整理し、厚生科学審議会での報告や「HPVワクチン接種後に生じた症状に関する診療マニュアル」の改定に活用された。こ
れにより、予防接種施策の推進及び診療の質確保に貢献した。