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総-2在宅について(その3) (48 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_65759.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第626回 11/12)《厚生労働省》
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表皮水疱症の患者に対する訪問看護のケア
○ 表皮水疱症の患者に対する訪問看護のケアとして、皮膚状態の観察を行い、状態に応じて、洗浄や水疱穿刺、ド
レッシング材の選択等を行っている。潰瘍や水疱が発生することに伴い、ケアを繰り返し実施する必要がある。
■表皮水疱症のケア内容









・利用者の発達段階に応じて、自立を促す関わりも必要
・利用者が乳児や幼児、学童であればケアが受け入れられる工夫が必要

ドレッシング材を剥がす

保清

水疱穿刺

軟膏

• バイタルサインを確認し、感染兆候の
有無や貧血の有無等を確認。
• ドレッシング材から滲出液の程度と部
位を確認。滲出液の性状の観察。
• 剥がす際の出血状況(傷の深さ)を確
認。
• 利用者の言葉や姿勢から可動域や痛み
の確認を観察。

• 創部の痛みや
状態に合わせ
洗浄方法を変
更。
• 創部の感染兆
候の有無を確
認。

• 新生水疱の確認を行い、再貯
留が起きないよう水疱の際を
複数穿刺する。
• 水疱の内容液の性状の観察。
• 穿刺の際の苦痛を緩和する。

/

ドレッシング材による保護

• 創部の観察を行ったうえで、処方されている
被覆材や外用薬から適切なものを選択。
• 使用部位に合わせ被覆材を適切なサイズや形
状にカットする。
• 患者の可動の妨げにならないようドレッシン
グ材で覆う。
• 変更した点や注意事項を家族や本人に伝達、
指導。

看護師による皮膚ケアの例

別の水疱が発生し穿刺
滲出液が多く創面と周囲皮膚の環
境調整のため、ポリウレタン
フォームを選択

全身に同様の潰瘍や水疱が
多数存在

創部の状態を考慮し、数
多くのドレッシング材か
ら合ったものを選択
出典:訪問看護ステーションはればれ 作成資料

創傷治癒が遅延しバイオフィルム
の存在が示唆されたため、銀含有
ハイドロファイバーを選択

2週間で縮小を確認

同様の処置を繰り返す

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