精神科訪問看護を提供する訪問看護ステーションにおける身体疾患や医療処置の受け入れ状況
○ 身体疾患や医療処置が発生したため他のステーションに移管した利用者が「有」の事業所があり、精神
障害を有する利用者が身体合併症を併発した場合に、対応が困難な事業所があると考えられる。
○ 移管した場合の利用者の疾患としては「その他」の次に「悪性新生物」と回答した事業所が多く、また、
移管理由は「医療的ケアがあった」と回答した事業所が最も多かった。
■身体疾患や医療処置が発生したため、他のステーションに移管
した利用者の有無（2024年5月～10月）

■24時間対応体制加算を算定していない事業所における有無
（n=126）

（n=1,205）
4.1%

0%

15.1%

95.9%

10%

20%

30%

40%

50%
60%
有 無

70%

80%

90%

100%

■身体疾患や医療処置が発生したため、他のステーションに移管
した利用者の「有」の場合の疾患(複数回答)
（n=50）
0

5

10

心疾患

4

肺炎・誤嚥性肺炎

5

その他

25

30

35

10%

20%

30%

40%

50%
60%
有 無

70%

0

5

10

15

20

25

30

21
2

6

8

8
10

点滴
【その他（一部抜粋）】
・創処置
・皮膚科処置
・骨折治療
・膀胱留置カテーテル管理
・ターミナルにおける痛み止め
・胃瘻、CVポートの管理

1
6

在宅酸素療法

5

導尿・自己導尿
浣腸・摘便
その他

（n=31）
12

1

注射（インシュリン注射・腫瘍化学療法注射など）

人工肛門・人工膀胱の管理

10

2

気管内吸引
口・鼻腔内吸引

4
3

人工呼吸器の装着（非侵襲的人工呼吸器を含む）

6

35

16

0

出典：全国訪問看護事業協会「令和６年度精神科訪問看護に関する実態調査」

100%

31

■医療的ケアの内容（複数回答）

29

90%

医療的ケアがあった

その他

2

80%

■身体疾患や医療処置が発生したため、他のステーションに移管
した利用者の「有」の場合の移管理由（複数回答）
（n=50）

終末期だった

5

脳血管疾患

慢性疾患（糖尿病・高血圧等）

20
16

悪性新生物

腎不全

15

0%

84.9%

3
11

44