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総-2在宅について(その3) (12 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_65759.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第626回 11/12)《厚生労働省》
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D to P with D 型及び D to D 型の遠隔医療の活用が想定されるシーン


遠隔医療のうち、D to P with D 型及び D to D 型の遠隔医療について、有用性や、非代替性/効率性
などの視点を踏まえると、以下のような場面での活用が想定されるのではないか。

D to P with D型のオンライン診療

D to D型の遠隔医療



具体的なシーンとしては、次のような場合が考えられるのでは
ないか。






希少性の高い疾患等であり、地理的に近隣の医療機関では診
断・治療が困難な疾患について、専門の医師と地域のかかりつけ
医と連携して治療方針を決定する場合
→かかりつけ医を受診する患者に、専門の医師の診療技術の提供
が期待される<有用性>
→地理的に専門医への受診が困難な患者が、専門的な診療を受け
ることができる<非代替性>
在宅医療において、一部の診療科や多職種チームでなければ対
応困難な場合
→外来の受診が困難な患者に、専門の医師の診療技術の提供が期
待される<有用性>
→専門医が往診を行うよりも効率的である<効率性>

(例)眼科、皮膚科、耳鼻咽喉科等の診療科、緩和ケアチーム等

検査・画像診断支援
検査・画像診断等に関する専門の医師がいない被支援施設の
医師に代わり、専門施設の専門の医師が検査・画像診断等を実
施する場合。
→非支援施設の患者に、専門施設と同等の診断技術の提供が期
待される<有用性>
→集約的に診断を行うことで、各医療機関で行うよりも効率的
に実施できる場合も想定される<効率性>
(例)遠隔画像診断、遠隔病理診断、遠隔脳波診断等、エキスパートパ
ネル(がん遺伝子パネル検査)

(例)指定難病、てんかん、希少がん、医療的ケア児(者)等



中医協 総-1
7.11.7改




診療支援
緊急性が高い病態の患者に専門の医師の助言により治療方針
が変更となり得る場合に、リアルタイムに患者の診療情報を共
有し、専門の医師が被支援施設の医師に専門的な助言を行う
→専門の医師の診断技術の提供により患者のアウトカムが向上
することが期待される<有用性>
→専門の医師が不在の施設の患者について、緊急に必要な専門
的判断を提供できる<非代替性>
(例)遠隔ICU、超急性期脳卒中加算

※こうした遠隔医療の活用に当たっては、質の確保や安全性の確保が前提となる。

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