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デジタル田園都市国家構想基本方針(案) (32 ページ)

公開元URL https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/digital_denen/dai8/gijisidai.html
出典情報 デジタル田園都市国家構想実現会議(第8回 6/1)《内閣官房》
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2.地域ビジョンの提示
地方における構想の実現に向けた取組を促すために、地方において、デジタル田
園都市国家構想実現に向けた取組を、それぞれの地域において取り組むべきものと
して捉えてもらうことも重要である。このため、国として、構想の実現を通じて地
方が目指すイメージしやすいビジョンの類型を提示し、取組を進める上での参考に
してもらうことも有効である。例えば、以下に提示されたビジョンをもとに、各地
域において、地域の実情や資源等を踏まえてカスタマイズしながら、構想の実現を
図ることで、目指すべき地域像の実現につなげることができる。
デジタルインフラの整備の進展等により、他の地域の見本となるような優れた取
組の萌芽が見られる地域も出ている。デジタルの力でこうした取組を育て、全国的
に横展開していくことが重要である。また、地方が活用可能な支援メニューについ
てわかりやすく提示すること等により、地方の自主的な取組を一層促していく。
<地域ビジョンの例>
〇スマートシティ・スーパーシティ
データ連携基盤などデジタル技術を活用して、市民生活の質、都市活動の効率性
の向上等地域の抱える様々な社会課題を高度に解決することを通じて、新たな価値
を創出し、持続可能な地域づくり・まちづくりを目指す。また、国家戦略特区制度
を活用して規制改革を実現し、データの連携や先端的サービスの実施を通じて地域
課題の解決を図るスーパーシティとデジタル田園健康特区の取組も強力に推進して
いく。
〇「デジ活」中山間地域
中山間地域の基幹産業である農林漁業の「仕事づくり」を軸として、豊かな自然、
魅力ある多彩な地域資源・文化等やデジタル技術の活用により、農林漁業関係者に
加え、多様な内外の人材も取り込みながら活力を生み出し、社会課題解決に向けて
取組を積み重ねることで活性化を図る地域づくりを目指す。
〇産学官協創都市
若者を地域にひきつけるためには、学びの場、働く場が確保されていることが必
要である。こうしたことを踏まえ、地域産業・若者雇用の創出や、地元企業や地方
公共団体と連携した地方活性化につながるような地方大学の取組を促し、大学を核
として地方活性化が図られるような地域づくりを目指す。
〇SDGs 未来都市
SDGs が対象としている社会課題は地域が抱える問題そのものにも共通するところ
が多い。そこで地方活性化に取り組むに当たって、経済・社会・環境の三側面を統
合した SDGs の理念を取り込むことで、政策の全体最適化や地域の社会課題の解決の
加速化という相乗効果を生み出す。これにより、未来志向で持続可能な地域づくり
を目指す。

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