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デジタル田園都市国家構想基本方針(案) (31 ページ)

公開元URL https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/digital_denen/dai8/gijisidai.html
出典情報 デジタル田園都市国家構想実現会議(第8回 6/1)《内閣官房》
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地域のサポート体制を確立し、幅広い取組を国民運動として促進するとともに、こ
のような取組を定着させるための方策を検討する。また、障害者に対するデジタル
機器の紹介・貸出・利用に係る相談等を行う総合的なサービス拠点(サポートセン
ター)の設置や、サピエなどの障害者がアクセスしやすいネットワークを通じたサ
ービスの利活用、デジタル機器の操作支援を行うパソコンボランティアの養成・派
遣などの取組を支援する。さらに、これらも含め、関係省庁、地方公共団体・関連
団体、ボランティア団体等と連携し、デジタルに不慣れな方をサポートするため、
国民運動として、「デジタル推進委員」の取組を 2022 年度に2万人以上でスタート
し、今後、全国津々浦々に展開できるよう、更なる拡大を図る。
②デジタル共生社会の実現
地域で子どもたちがプログラミング等の ICT 活用スキルを学び合う機会を提供す
る「地域 ICT クラブ」について、地域 ICT クラブ間及び地域 ICT クラブと多様な主
体との連携の推進を通じて、更なる広がりに向けた普及促進を図る。障害者に対す
る上述のデジタル機器の紹介・貸出・利用に係る相談等を行う総合的なサービス拠
点の設置などの取組を支援する。
③経済的事情等に基づくデジタルデバイドの是正
生活困窮者の支援の強化に向けて、生活困窮者のデジタル利用等に関する実態を
把握し、好事例の収集・横展開等を行うとともに、更なる支援策を検討する。
また、経済的格差等によって子どもたちの教育格差、学力格差が生じることのな
いよう、全国の学校における ICT 環境の整備とそれを活用するための ICT 支援人材
の学校への配置促進、低所得世帯向けの通信環境の整備を図る。
④利用者視点でのサービスデザイン体制の確立
デジタル庁において、サービスデザイン体制を確立し、適切なサービスデザイン
プロセスに係る職員の意識改革や専門人材の活用、研修手法の開発、学習機会の提
供、国内外の有識者やデザインコミュニティとの交流を通じた先行事例及び知見の
収集の取組について他の政府機関等に対し横展開を図る。
⑤「誰一人取り残されない」社会の実現に資する活動の周知・横展開
社会全体でデジタルについて定期的に振り返り、体験し、見直す機会である「デ
ジタルの日」を、地域を巻き込んで開催し、産学官、コミュニティ等が連携した自
発的な取組を推進する。また、「誰一人取り残されない、人に優しいデジタル化」の
実現に資する、社会貢献度の高い活動や先進的な活動等を行う個人や企業・団体等
の表彰を行う。
これらの取組を通じ、社会全体のデジタルへの理解を深めるとともに、デジタル
社会の推進に向けた全国各地の活動・取組について、広く普及促進を図り、事例の
横展開等を進める。

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