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デジタル田園都市国家構想基本方針(案) (28 ページ)

公開元URL https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/digital_denen/dai8/gijisidai.html
出典情報 デジタル田園都市国家構想実現会議(第8回 6/1)《内閣官房》
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さらに、企業や労働者のニーズに合った支援に強力に取り組んでいく観点から、
「コロナ克服・新時代開拓のための経済対策」(令和3年 11 月 19 日閣議決定)を踏
まえ、3年間で 4,000 億円規模の施策パッケージを創設し、人材育成等を推進して
いくこととしている。本パッケージの実施に当たって、人材開発支援助成金や教育
訓練給付について、民間からの提案を踏まえて訓練メニューの高率助成化や訓練の
拡充を行うこととしているため、こうした取組とも連携して、職業訓練におけるデ
ジタル人材の育成・確保の加速を図る。
なお、デジタル化の進展や社会経済環境の変化が加速し,成長分野への円滑な労
働移動の重要性がより高まっていることから,労働者のリスキリングを効率的かつ
速やかに推進するとともに円滑な労働移動の仕組みを構築する。
③高等教育機関等におけるデジタル人材の育成
デジタル人材の育成に関して重要な役割を果たす高等教育機関等においては、数
理・データサイエンス・AI 教育の推進として、大学・高等専門学校における数理・
データサイエンス・AI 教育のうち、優れた教育プログラムを国が認定することで、
大学・高等専門学校の取組を促進し、デジタル技術等を活用した実践的な課題解決
能力を持った人材の育成を進める。また、全国の大学等による「数理・データサイ
エンス教育強化拠点コンソーシアム」を形成し、全国9ブロックの代表校を中心に、
地域 DX 拠点とも連携しながら、各地域における数理・データサイエンス・AI 教育を
推進する。
加えて、地域企業を学びの場とした実践的な教育プログラムやインターンシップ
の実施を促進するとともに、地方公共団体による奨学金の返還支援を推進すること
で、若者の地方への還流や定着の流れを後押しする。
リカレント教育としても、大学・専門学校等が労働局、企業等産業界と連携する
体制を構築し、就業者・失業者・非正規雇用労働者に対するデジタル分野等成長分
野を中心とした教育プログラムを提供する。具体的には、失業者や非正規雇用労働
者を対象としたプログラムによって、基礎的なデジタル分野の能力を育成し、就
職・転職につなげる。また、就業者を対象としたプログラムでは、キャリアアップ
につながるよう、リスキリングを推進し、応用基礎的なデジタル分野の能力の育成
を進める。
これらの取組により、デジタル人材を地方の高等教育機関等から継続的に輩出す
る体制を構築していく。
④デジタル人材の地域への還流促進
デジタル田園都市国家構想の実現に向けては、デジタル人材の育成を行うととも
に、育成した人材が都市部に偏在することのないよう、地方への人材還流を促進し
ていくことが重要である。
具体的には、地域企業等において、デジタル人材の確保に向けた取組を進める必
要がある。このため、地域企業の経営課題解決に必要なデジタル人材等のマッチン
グ支援を強化していく。具体的には、プロフェッショナル人材のマッチングで高い

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