よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


デジタル田園都市国家構想基本方針(案) (12 ページ)

公開元URL https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/digital_denen/dai8/gijisidai.html
出典情報 デジタル田園都市国家構想実現会議(第8回 6/1)《内閣官房》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

デジタルを柱とする成長戦略の策定・実行を担える即戦力の経営人材や専門人材の
確保を支援する。こうした取組により、稼ぐ地域づくりを目指す。
【スマート農林水産業・食品産業】
地域を支える産業である農林水産業・食品産業は、担い手の減少・高齢化や労働
力不足が特に進んでいる。地域の経済社会の維持、食料安全保障の観点からも、生
産性の維持・向上と担い手の育成・確保は喫緊の課題であり、女性や若者も含めた
様々な人材が活躍できる魅力ある産業とするとともに、農林水産物・食品の輸出や
農林水産業・食品産業のグリーン化を進め、農林水産業・食品産業の成長産業化と
地域の活性化を図ることが求められる。このため、センサーやリモート制御による
農機等の遠隔操作、ドローン等を活用した農薬や肥料の適量散布、AI 等を活用した
熟練者の技術の再現、アシストスーツを活用した作業の軽労化、ICT 等を活用した
森林施業の効率化や高度な木材生産、森林における通信の確保、デジタル林業戦略
拠点(仮称)、水産デジタル人材バンクを活用したデジタル水産業戦略拠点(仮称)
の創出等に取り組み、農林水産業の従来のイメージを一新し、多様な人々に開かれ
た地域の基幹産業とする、言わば“ゲームチェンジャー”の役割を果たすスマート
農林水産業の取組を積極的に推進するとともに、地域の農林水産物の主要な仕向先
である食品産業についても、AI・ロボット等による生産性向上や流通のデジタル化、
農林水産業との連携強化などの取組を推進する。
【観光 DX】
国内外の需要を地域に取り込む観光は地方経済を支える重要な産業である。観光
分野のデジタル実装を進めることにより、旅行者の消費拡大や再来訪の促進等を図
ることが可能となる。具体的には、観光アプリを活用した混雑状況の見える化や、
旅行者の決済データ等を用いたマーケティング分析とそれを担う観光デジタル人材
の育成、顧客予約管理システムによる旅館業等の情報管理の高度化及び人員配置の
効率化等が挙げられる。こうした取組を通じて、観光に係る様々な分野間でデジタ
ル連携を強化することにより、生産性を向上させ、地域全体の収益最大化を図る。
【地方大学を核としたイノベーション創出】
地方大学は、医療・農林水産業・工業・環境・モビリティなど様々な分野のスマ
ート化を促進することで地域の課題解決に貢献している。地方大学を核とした産学
官連携、オープンイノベーションを促進し、地方色豊かなイノベーション拠点を更
に全国に広げるため、2022 年2月に決定された「地域中核・特色ある研究大学総合
振興パッケージ」(令和4年2月1日総合科学技術・イノベーション会議決定)を踏
まえ、地方大学の活性化に向けた取組を総合的に進める。
【地方と海外を含めた他地域とのつながりの強化】
インターネット等を通じて地域と外国企業とが直接つながるなど、地方と海外を
含めた他地域との新たな商流・人流を生み出すことにより、地域において新たなビ

8