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母子保健検討委員会答申 (9 ページ)

公開元URL https://www.med.or.jp/nichiionline/article/012754.html
出典情報 日本医師会 定例記者会見(5/20)《日本医師会》
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日本の母子保健において特に重要なのは、妊娠届出から出産、さらに産後
1年に至るまでの各段階を「点」ではなく「線」として連続させるという発
想である。妊産婦健診はその入口に位置づけられる。妊婦健診については、
自治体が交付する受診券方式を基本としておおむね 14 回以上の健診が公費
支援の対象とされており、経済的負担の軽減を通じて、リスクの早期把握と
必要な医療介入が可能となっている。厚生労働省は 2015 年3月 31 日に厚生
労働省告示第 226 号を発出し、妊婦健診の望ましい基準(検査項目、実施頻
度等)を示している(図2)i。この基準化は、全国における妊婦健診の質
を一定水準以上に保つ役割を果たしてきた。

一方で、従来の産婦健診(いわゆる「産後1か月健診」
)は、主に産婦の
身体的回復状況を確認することを目的としていた。血圧測定、体重測定、尿
検査(尿糖・尿蛋白)、子宮復古の程度、悪露の性状、分娩時創部の状態な
どを確認し、助産師による保健指導も行われてきたが、精神的な健康状態や
育児不安までを全国的に標準化して評価し、必要な支援へ確実に接続する仕
組みにはなっていなかった。
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