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母子保健検討委員会答申 (14 ページ)

公開元URL https://www.med.or.jp/nichiionline/article/012754.html
出典情報 日本医師会 定例記者会見(5/20)《日本医師会》
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1.山梨県の社会的背景
山梨県は全国と比較しても少子高齢化率が高く、2024 年 12 月 31 日時点
の総人口は 789,514 人である。出生数は 2023 年 4,652 人、2024 年 4,153
人で、合計特殊出生率は 1.23 である。2013 年の時点から若年層の流出・
晩婚化が課題として指摘されており、少子化対策プロジェクトチームが組
織されてきた。しかし、コロナ禍や物価高の影響もあり、出生数の減少傾
向は続いている。県内の分娩取扱医療機関は 16 か所に減少し、小児科外
来・入院施設の閉鎖も報告されている。
2.産後ケア事業の立ち上げ
2013 年、1,427 名の母親を対象にニーズ調査を実施した結果、経済的理
由、高齢出産、育児負担が「希望するこどもの数に達しない理由」として
挙げられた。母親の体力回復支援・育児不安の軽減等の必要性から、平成
28 年より全国に先駆けて県主導の宿泊型産後ケア事業が開始された。
3.宿泊型産後ケアセンターの開設と現状
(1)概要・運営
委託先は、プロポーザル公募により、学校法人富士修紅学院(現
在:学校法人健康科学大学)に選定され、民立民営で、
「産前産後ケ
アセンター ママの里」が開設された。センターは、山梨県と 27 全市
町村が連携して委託している宿泊型産後ケアに併設して、健康科学大
学独自事業として、通所型・産前支援を総合的に実施している。
利用方法は、市町村を介して、山梨県産後ケア事業利用連絡票を用
いて申し込みをする。それを基に、センター助産師が利用状況や連絡
事項を記入し、市町村へ返送する仕組みである。市町村の保健師は、
必要に応じて電話連絡や訪問支援を実施している。
宿泊室は6室、日中は利用者2名につき職員1名、夜間は利用者3名
につき職員1名を配置している。常勤として助産師2名、看護師1
名、心理士1名、保育士1名、事務職1名、非常勤として助産師4名
が勤務している。
利用金額は、1泊 35,500 円のうち国・県・市町村が補助し、2013 年度

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