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母子保健検討委員会答申 (36 ページ)

公開元URL https://www.med.or.jp/nichiionline/article/012754.html
出典情報 日本医師会 定例記者会見(5/20)《日本医師会》
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やがて顕在化してくる課題を早期に解決させるきっかけとなる可能性はあ
る。その後のフォロー法として、3歳児健診までの期間、定期的に保健師か
ら保護者に連絡して発達の確認をするなど、途切れない支援を行うことが望
ましい。
3歳児健診では、乳幼児期早期に見出される器質的疾患はすでに見出され
ている時期である一方、知的および情緒の発達の課題がより明確になる。言
葉の発達が滞っている、落ち着きがない、かんしゃくがある、偏食があるな
どに気づくことができるため、症状の程度により医療機関や療育機関を紹介
することもできる。しかし、保護者が専門医療機関への受診をためらう場合
や、すぐに受診すべき状態でないと判断された場合では、医師は課題を克服
するために家庭で取り組める簡単な助言ができるようにしておくと良い。そ
して5歳児健診まで途切れることなく、保健師を介して保育所等とも連携し
て、保育所等でも苦手が克服できるように取り組むことが望ましい。
さらに3歳児健診では生活習慣の確認と適正化の助言を行うことが望ま
れる。就寝時間の遅いこどもは少なからずいることが報告されているxv。ま
たこの時期の肥満は成人期に影響するとも報告されているxvi。さらにこの時
期からのスマートフォンなどの長時間視聴が社会的コミュニケーション発
達の遅れにつながるとの報告もあるxvii。医師と保健師とでこれらに介入す
る必要がある。また、乳幼児健診だけでなく、地域での啓発活動を行うこと
も望まれる。
5歳児健診xviii,xixでは、3歳児健診までに苦手が見出されていなかったこ
ども、もしくは医師や保健師は苦手を見出していたにも関わらず、支援につ
ながらなかったこどもに、改めて健診として関わる機会となる。年中の学年
で実施するため、年長で行う就学時健診とその後の就学に向けて、取り組む
ことの確認ができる。心理士による心理発達相談ではこどもの課題が何に起
因しているのか、どう克服すればよいのかの助言を受けることができる。福
祉との連携による作業療法士や言語聴覚士による療育相談では、就学までに
家庭や保育所等で取り組む簡単な助言を受けることができる。また教育との
連携による教育相談では、就学までにどのようなことができるようになって

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