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会議資料 (91 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000198856_00045.html
出典情報 医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議(第67回 2/6)《厚生労働省》
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(公知申請への該当性に係る企業見解の様式)
要望番号;IV-112
TAC + 短期 MTX(n = 23),または CSP + mPSL(n = 2)で行われた。CSP + 短期 MTX 群で
は,移植後 1 日目に 10 mg/m2,3 日目,6 日目に 7 mg/m2 の用量で MTX が投与され,TAC + 短
期 MTX 群のうち 7 例では移植後 1 日目に 15 mg/m2,3 日目,6 日目に 10 mg/m2,15 例で
は移植後 1 日目に 10 mg/m2,3 日目,7 日目に 7 mg/m2,1 例では移植後 1 日目に 6 mg/m2,
3 日目に 4 mg/m2 の用量で MTX が投与された。PIR,ES およびグレード II~IV の GVHD
の累積発生率は,それぞれ 36%,12%,および 23%であった。短期 MTX は,多変量解析に
おいて,臍帯血移植後の免疫反応に有意な好ましい効果を発揮した[HR(95% CI)= 0.55
(0.31, 0.98)
,p = 0.04]
。180 日時点の短期 MTX の有無による患者の全生存率は,それぞれ
59%(95% CI:42%, 73%)および 16%(95% CI:6.6%, 30%)であった(p = 0.0001)

5)Terakura S, et al. Int J Hematol 2021;113(6):840-50. [参考文献 42]
日本の移植登録一元管理プログラム登録データベースから得られたデータに基づいて,臍
帯血移植における MTX の投与量と生着,GVHD の発生率および生存率との関連を検討す
ることを目的とした後ろ向き解析が行われた。臍帯血移植を受けた 16 歳以上の急性骨髄性
白血病患者のうち,GVHD 予防として CSP あるいは TAC と MTX あるいは MMF の併用が
行われた 888 例について解析された。併用された MTX の投与量は,15 mg/m2(移植後 1 日
目)および 10 mg/m2(3 日目,6 日目)
(MTX15–10–10 群)が 415 例,10 mg/m2(移植後 1 日
目)および 7 mg/m2(3 日目,6 日目)(MTX10–7–7 群)が 294 例,5 mg/m2(移植後 1 日目,
3 日目,6 日目)
(MTX5–5–5 群)が 71 例であった。
好中球および血小板の生着は,MTX15–10–10 群を基準とした多変量解析において MTX10–7–7 群
で有意に低く(それぞれ[RR(95% CI)= 0.82(0.70, 0.96)
,p = 0.012],
[RR(95% CI)= 0.76
(0.63, 0.91)
,p = 0.003]

,MMF 群との比較では統計的に有意な差はなかった(それぞれ
[RR(95% CI)= 1.04(0.82, 1.32)
,p = 0.74],
[RR(95% CI)= 0.84(0.65, 1.08)
,p = 0.17]


また,各 MTX 群および MMF 群と CSP または TAC の組み合わせにおいて,差は認められ
なかった。グレード II~IV の急性 GVHD のリスクは,CSP 群と比較して TAC 群で有意に
低く[RR(95% CI)= 0.53(0.41, 0.68)
,p < 0.001]
,移植後 100 日目の累積発生率はそれ
ぞれ 43.9%,32.6%であった。さらに,各組み合わせにおける移植後 100 日目の GVHD 累
積発生率は,CSP+MTX15–10–10 群で 47.6%,CSP+MTX10–7–7 群で 38.4%,CSP+MTX5–5–5 群で
25.0%,CSP+MMF 群で 25.0%であり,TAC+MTX15–10–10 群で 20.3%,TAC+MTX10–7–7 群で
29.9%,TAC+MTX5–5–5 群で 34.5%,TAC+MMF 群で 56.8%であった。生存率は,各群間に有
意な差は認められなかった。中枢神経系の合併症は,CSP 群と TAC 群との間に有意な差は
認められなかったが,各 MTX 群および MMF 群間で有意差が認められた(MTX15–10–10 群
2.2%,MTX10–7–7 群 4.1%,MTX5–5–5 群 4.2%,MMF 群 8.4%,p=0.026)

著者らは,推奨される GVHD 予防レジメンは CSP と MTX15-10-10 または TAC と MMF の組
み合わせであると結論付けている。
6)同種造血細胞移植時の GVHD の抑制を目的とした MTX の用法・用量を評価する使用

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