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会議資料 (114 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000198856_00045.html
出典情報 医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議(第67回 2/6)《厚生労働省》
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(公知申請への該当性に係る企業見解の様式)
要望番号;IV-140
後 1,3,6,11 日目)を比較した。573 例の患者を対象とした 6 つの試験では MTX が 4 回
投与され,534 例の患者を対象とした 3 つの試験では MTX が 3 回投与された。MTX を 4
回投与した場合,骨髄に比べて末梢血幹細胞を移植された患者の死亡オッズ比は 0.67(CI:
[0.52, 0.88])
(p = 0.0036)となり,統計的に有意な生存率の向上が認められたが,3 回投
与では統計的な有意差は認められなかった。MTX 4 回投与では,再発率は骨髄移植群で
36.6%であったのに対し,末梢血幹細胞移植群では 19.2%であった(p = 0.0015)
。MTX 3 回
投与での再発率は,末梢血幹細胞移植,骨髄移植ともに 26%であった。4 回の MTX 投与に
より,骨髄移植を受けた患者の免疫抑制効果が高まり,その結果,抗白血病効果が低下し
たという仮説がたてられ,末梢血幹細胞移植では 4 回の MTX 投与が優れている可能性が
示唆された。
3)Ram R, et al. Bone Marrow Transplant 2009;43(8):643-53. [参考文献 28]
急性 GVHD に対する様々な予防レジメンの潜在的な延命効果を評価するために,同種造血
幹細胞移植を受けた血液疾患患者を含む無作為比較試験の系統的レビューとメタ・アナリ
シスを実施した。一般的な GVHD 予防レジメンであると考えられるカルシニューリン阻害
剤と MTX 併用の有無,MTX-TAC と MTX-CSP,およびステロイド併用の有無を比較した
試験を選択した。最長のフォローアップ時点での全死因死亡率(ACM)
,急性 GVHD,慢性
GVHD,移植関連死,再発率,およびレジメン固有の有害事象について評価した。MTX-CSP
と CSP 単独(4 試験)では,ACM に統計的に有意な差は認められなかったが[相対リスク
(RR)
[95%信頼区間(CI)
]= 0.84(0.61, 1.14)],急性 GVHD の発症において MTX-CSP で
有意な減少がみられた[RR(95% CI)= 0.52(0.39, 0.7)

。MTX-CSP と MTX-TAC の比較
(3 試験)では ACM に差は認められなかったが,急性 GVHD[RR(95% CI)= 0.62(0.52,
0.75)]および重度の急性 GVHD[RR(95% CI)= 0.67(0.47, 0.95)
]の減少において,MTXTAC は,MTX-CSP よりも優れていた。ステロイドの追加は結果に影響を与えなかった(4
試験)。著者らは,MTX-TAC は急性 GVHD の減少に関して優れている可能性があるが,
MTX-CSP と MTX-TAC はどちらも GVHD 予防の代替として受け入れられると結論付けた。
4)Kharfan-Dabaja MA, et al. Bone Marrow Transplant 2022;57(1):65-71. [参考文献 29]
一般的な GVHD 予防療法は,カルシニューリン阻害剤と MTX の併用である。粘膜炎およ
び臓器毒性が発現した場合,さらなる臓器損傷を抑制するために,11 日目の MTX 投与を
行わない場合も少なくない。これまでに公表されているデータからは相反する結果が示さ
れており,同種造血幹細胞移植のアウトカムに対する潜在的な影響は不明である。したがっ
て,利用可能な文献の系統的レビュー/メタ・アナリシスを実施し,11 日目に MTX 投与
を行わなかった場合の同種造血幹細胞移植レシピエントへの影響を評価した。データは,
ベネフィット[全生存期間(OS)
,無増悪生存期間(PFS)
]およびリスク[急性および慢性
GVHD,非再発死亡率(NRM),および再発]に関して抽出した。OS は 11 日目に MTX の
投与を受けた患者で有意に優れていた[ハザード比(HR)
(95% CI)= 1.21(1.02, 1.43)


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