会議資料 (110 ページ)
出典
| 公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000198856_00045.html |
| 出典情報 | 医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議(第67回 2/6)《厚生労働省》 |
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要望番号;IV-140
率も有意な差は認められなかった(それぞれ 38%,45%,33%)。非再発死亡率は,第 I 群
で 34%,第 II 群で 45%,第 III 群で 64%(第 I 群 vs.第 III 群,p = 0.024)であり,これらの
死亡原因は主に GVHD の経過に伴う感染症によるものであった。
無病生存率は第 I 群 41%,
第 II 群 30%,第 III 群 24%であった(統計的な有意な差はなし)
。結論として,MTX の予
防投与を短縮することやドナーのバフィーコート細胞を注入することは,急性 GVHD の発
生率とそれに関連する死亡率を増加させ,慢性 GVHD の発生率や悪性疾患の再発には影響
しないと考えられた。
8)Storb R, et al. Blood 1989;73(6):1729-34. [参考文献 12]
第一寛解期の急性非リンパ性白血病患者(n = 38)または慢性骨髄性白血病患者(n = 55)
に HLA 適合同胞間骨髄移植を施行し,移植後の急性 GVHD の予防を評価するため,MTX
と CSP の併用(n = 43)または CSP 単独(n = 50)のいずれかに無作為に割り付けた。MTX
と CSP の併用群には 18 歳未満が 1 例,18~29 歳が 9 例,30~48 歳が 7 例,CSP 単独には
18 歳未満が 4 例,18~29 歳が 10 例,30~48 歳が 7 例登録された。MTX の投与量は移植
後 1 日目に 15 mg/m2,3 日目,6 日目,11 日目に 10 mg/m2 であった。MTX と CSP の併用
群では,急性 GVHD の発生率と重症度を有意に低下させ,早期生存率を改善した。慢性
GVHD の発生率は両群で同じであった(26% vs. 24%)
。3 年無病生存率は MTX と CSP の
併用群でわずかに向上したが(65% vs. 54%),この効果は慢性骨髄性白血病の患者に限ら
れていた(73% vs. 54%)
。
9)Storb R, et al. Br J Haematol 1989;72(4):567-72. [参考文献 13]
再生不良性貧血の 46 例に HLA 適合骨髄移植を行い,GVHD 予防を評価するために,MTX
と CSP の併用群(n = 22)と MTX 単独群(n = 24)に無作為に割り付けた。MTX と CSP の
併用群の年齢中央値は 23 歳(5~42 歳)
,MTX 単独群の年齢中央値は 22.5 歳(14~38 歳)
であった。MTX の投与量は,MTX 単独群では移植後 1 日目に 15 mg/m2,3 日目,6 日目,
11 日目,18 日目,以後週 1 回 102 日目まで 10 mg/m2,CSP との併用群では移植後 1 日目に
15 mg/m2,3 日目,6 日目,11 日目に 10 mg/m2 が投与された。MTX と CSP 併用群では,急
性 GVHD の発生率と重症度を有意に低下させ,早期生存率を改善した。早期および後期の
移植片拒絶の発生率には,2 群間で有意な差はなかった(10% vs. 4%)。慢性 GVHD の発生
率は有意差を認めなかった(58% vs. 36%,p = 0.18)
。
10)Mrsić M, et al. Bone Marrow Transplant 1990;6(2):137-41. [参考文献 14]
白血病患者 76 例(急性骨髄性白血病 30 例,急性リンパ性白血病 24 例,慢性骨髄性白血病
22 例)を,GVHD 予防のために CSP 単独投与(n = 39)または CSP と MTX の併用投与
(n = 37)に無作為に割り付けた。CSP と MTX の併用投与群の年齢中央値は 27 歳(5~43
歳),MTX の投与量は移植後 1 日目に 15 mg/m2,3 日目,6 日目,11 日目に 10 mg/m2 であっ
た。中等度から重度の急性 GVHD の発生率は,CSP + MTX 併用群に比べて CSP 単独群で
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