会議資料 (87 ページ)
出典
| 公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000198856_00045.html |
| 出典情報 | 医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議(第67回 2/6)《厚生労働省》 |
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要望番号;IV-112
p159
カルシニューリン阻害剤である CSP と TAC による予防は,GVHD においてほぼ同等であ
る。これは,TAC(MTX との併用)と CSP(MTX との併用)で GVHD 発生率と生存率が
同程度であることを示した無作為化試験と複数の後ろ向き比較試験から得られた確かなエ
ビデンスに基づいて推奨している。しかし,タスクフォースとパネリストは,欧州では歴
史的に CSP の使用頻度が高く,現在 TAC を使用している施設の割合が少ないことを認め
ている。
高いレベルのエビデンスに基づき,パネリストは,同種移植の前に骨髄破壊的前処置を受
けた患者に対して,GVHD を回避または軽減するために MTX とカルシニューリン阻害剤
の併用を推奨した。メタ・アナリシスや後ろ向き研究では,MTX とカルシニューリン阻害
剤による治療と比較して,MMF とカルシニューリン阻害剤による予防を行った場合,グ
レード III~IV の GVHD の発生率が高いことが報告されている。MTX とカルシニューリン
阻害剤を含むレジメンで予防した場合,MMF とカルシニューリン阻害剤のレジメンと比較
して,グレード II~IV の GVHD および生存期間が同等であることは注目すべきである。対
照的に,強度減弱前処置または骨髄非破壊的前処置における MMF と MTX の比較に関する
推奨のエビデンスレベルは低い。この設定では,MMF と MTX の比較エビデンスは存在し
ない。しかし,一般的な慣行によれば,パネルは骨髄非破壊的前処置および強度減弱前処
置を受ける患者に MMF のレジメンを推奨している。
4)Penack O, et al. Lancet Haematol 2024;11(2):e147-59. [参考文献 5]
p149
GVHD の予防を目的とした MTX の使用について,以前のガイドライン 4 から推奨事項に更
新の必要はない。
<日本におけるガイドライン等>
1)日本造血・免疫細胞療法学会. 造血細胞移植ガイドライン GVHD(第 6 版)2025 [参考
文献 37]
p16. VI. GVHD 予防 1. 予防法のプロトコール
現時点での標準的予防法は,Calcineurin inhibitor(CNI)である cyclosporin(CsA)あるいは
taclorimus(TAC)と methotrexate(MTX)の 2 剤併用療法である。
p16. VI. GVHD 予防 1. 予防法のプロトコール 1)CsA + MTX
これまでに行われたランダム化比較試験の結果から,本法は MTX 単独や CsA 単独療法に
比較し,急性 GVHD の予防効果に優れ,腫瘍性,非腫瘍性疾患ともに国際的に成人 HLA 適
合同胞間移植の標準的 GVHD 予防法とされている。投与法・投与量は EBMT の調査結果が
示すように多種多様である。
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