会議資料 (107 ページ)
出典
| 公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000198856_00045.html |
| 出典情報 | 医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議(第67回 2/6)《厚生労働省》 |
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要望番号;IV-140
(または用法・用量に関
連のある記載箇所)
ガイドラインの根拠
論文
備考
4.要望内容について企業側で実施した海外臨床試験成績について
要望内容について企業側で実施した海外臨床試験はない。
5.要望内容に係る国内外の公表文献・成書等について
(1)無作為化比較試験、薬物動態試験等の公表論文としての報告状況
<文献の検索方法(検索式や検索時期等)
、検索結果、文献等の選定理由の概略等>
MTX の GVHD 予防における報告状況を調べるために,PubMed において methotrexate AND
("graft-versus-host disease" OR gvhd)で文献を検索したところ 1,720 件が該当した(2022 年 9
月 30 日現在)。そのうち,無作為化比較試験は 116 件であった。近年の報告の多くはカル
シニューリン阻害剤と MTX の併用を対照群とし,新規 GVHD 予防薬の有効性を検討する
ことを目的とした試験であった。MTX 単独あるいは MTX とカルシニューリン阻害剤によ
る GVHD 予防効果を検討した報告を以下に記載する。
<海外における臨床試験等>
1)Storb R, et al. N Engl J Med 1986;314(12):729-35. [参考文献 2]
第一寛解期の急性非リンパ芽球性白血病または慢性期の慢性骨髄性白血病患者 93 例(年齢
中央値:30 歳,18 歳未満:7 例,18~29 歳:39 例,30~48 歳:47 例)を対象として,HLA
適合同胞間骨髄移植を行った。移植後の GVHD 予防効果を評価するために,MTX と CSP
の併用群(n = 43)または CSP 単独群(n = 50)に無作為に割り付け,比較した。MTX の投
与量は移植後 1 日目に 15 mg/m2,3 日目,6 日目,11 日目に 10 mg/m2 であった。MTX と
CSP の併用群(33%)では,CSP 単独群(54%)と比較して,グレード II~IV の急性 GVHD
の累積発生率の有意な減少がみられた(p = 0.014)
。MTX と CSP の併用群ではグレード IV
の急性 GVHD が発生しなかったのに対し,CSP 単独群では 7 例に認められた。論文執筆時
点で MTX と CSP の併用群のうち 35 例が,CSP 単独群の 31 例が,4 ヵ月~2 年(中央値:
15 ヵ月)生存している。生命保険数理法を用いた 1.5 年時点での生存率は,それぞれ 80%
と 55%であった(p = 0.042)
。MTX と CSP の併用は,白血病の骨髄移植後の急性 GVHD 予
防において CSP 単独よりも優れており,長期生存に有益な効果をもたらす可能性があると
結論付けた。
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