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【資料1】業績評価シート(令和6年度)Ⅰ.1.基盤的保険者機能の盤石化 (23 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_63465.html
出典情報 全国健康保険協会業績評価に関する検討会(第45回 9/25)《厚生労働省》
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金の話もあったが、中長期的に財政を安定させるために使うのが有効であると考えるため、保
険料率は10%維持する方向で検討するのが望ましい。」、
「不確実性が高い中で、予備的に準備金
を積み上げることには合理性があり、多くの支部が10%を維持することに賛成しているのは、
安定的に準備金を積み上げることに理解を得られているからであると思う。」といった10%維
持に賛成の意見が複数あった一方で、
「中小企業は原材料、エネルギー価格の高騰に加え、人材
確保の競争が激しくなる中、身を削った賃上げを強いられている。社会保険料の負担によって
大変厳しい状況であり、事業者からは社会保険料の負担を減らしてほしいとの切実な声をよく
聞いている。準備金も5.2兆円を突破している状況も踏まえ、保険料率の引下げの検討をお願い
する。」といった意見もありました。
また、
「支部評議会の意見について、平均保険料率10%維持が多数であるが、両論併記の支部
は昨年度より増えており、個別の意見では支部間の料率格差に対する意見や準備金に関する意
見もある。準備金残高について、その性格を明確にする観点から、不測の事態に備えた短期的
な給付の急増に備える準備金と中長期的な財政安定化のための準備金を区別して表現する必
要があると考える。」といった準備金のあり方についての検討が必要といった意見や、
「人間ド
ックの補助事業は加入者の疾病を予防し、将来的な保険給付費の抑制につなげられる観点から
素晴らしい事業であると感じている。多くの事業主、被保険者に活用いただくことで一種の保
険料の還元策になると思うので周知広報の徹底をお願いしたい。」といった人間ドック健診へ
の補助の創設等を中核とする「保健事業の一層の推進」を評価する発言もありました。
これを受け、委員長からは、
「来年度の平均保険料率について、本日までの議論を含めて委員
の皆様の貴重なご意見を伺うことができた。次回の運営委員会において意見の集約を図る。」旨
の発言がありました。

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