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総ー8選定療養に導入すべき事例等に関する提案・意見募集の結果について[657KB] (18 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_63440.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第617回 9/17)《厚生労働省》
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2.既存の選定療養の類型の見直しに係る提案・意見
○特別の療養環境
提案・意見内容
「入院医療に係る特別の療養環境の提供
(差額ベッド)に関する料金」の徴収を拡
大するのでなく,
「療養環境加算」と「重症
者等療養環境特別加算」の引上げ
廃止
廃止
拡大するのでなく、入院料の加算である
「療養環境加算」と「重症者等療養環境特
別加算」の点数を引き上げるべき
現行の取扱いの明確化

理由
差額ベッド料の徴収を拡大させるのではなく,既存の診療報酬である「療養環境加算」と「重
症者等療養環境特別加算」の点数を引き上げることで病院経営の原資を補うべきものと考え
ます。それにより,経済力の多寡でなく,病状によって必要な療養環境を患者に提供できま
す。
医療はお金のあるなしに左右されず、誰もが安心して受けられるべき。
人は皆平等なので、入院患者を療養環境で差別してはならない。
入院基本料をはじめとして診療報酬が十分でないことから、差額ベッド料の収益が病院経
営の重要な原資になっている現実がありますが、選定療養費(差額ベッド)の徴収拡大は、
病状でなく経済力の多寡によって受けられる入院医療に格差拡大をもたらします。
病床運営上で、患者都合によらない個室の入院は、差額ベッド代は徴収しない旨を徹底す
る。病状によって必要な場合の個室入院は、差額ベッド代は徴収しない旨を徹底する。
廃止
そもそも療養環境をお金で買うということは、医療の現場にはそぐわない制度です。患者の
病状に合わせて療養環境を提供することが、本来の在り方だと考えます。
経済的理由で拒否した場合の救済措置の 差額ベッドは、社会経済的格差が医療格差にならないよう配慮が必要だと思います。
検討
廃止
収入の少ない高齢者、また障碍者や青年が入院しにくくなります。結果的に命の差別に繋が
る事になりますし、重症になってから医療機関に受診することとなり、かえって医療費の高
騰に繋がると思います。
廃止
差額ベッド代のかからない病床に空きがでるまで入院を待つなど、低所得者を中心とした
医療へのアクセスの低下と医療格差につながる恐れがある。
廃止
お金の有無で特別な療養環境は決められない。必要性によるものだと考えます。
廃止
お金のある、なしで個室が使える、使えないと差があるのは差別。
廃止
医療保険制度は、「必要かつ適切な医療は基本的に保険診療により確保する」という国民皆
保険の理念から外れているものだと考えるため。
入院医療に係る特別の療養環境の内容を 現代の日本人の住環境の水準を考えると、トイレのある個室は療養環境として当然のもの
(注)提案があった意見を提案順にとりまとめたものであり、今後、精査する中で変更がありうる。

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