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提案書11(2003頁~2199頁)医療技術評価・再評価提案書 (21 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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概要図

【既存の治療法との比較】

「内視鏡治療後欠損部閉鎖法」について

・欠損部を閉鎖することで、偶発症発生リスク
が軽減し、輸血、緊急内視鏡・手術等の回避に
つながる。また、入院期間の短縮や短期滞在
手術が実現する可能性がある。

【技術の概要】
内視鏡治療後の粘膜欠損部を軟性内視鏡を用いて閉鎖すること
により、重篤な遅発性偶発症(後出血、穿孔など)を予防する。
【対象疾患】
以下の要件を満たす内視鏡治療後に遅発性偶発症(後出血、穿孔
等)を来す可能性が高い患者
①内視鏡下筋層切開術中に閉鎖困難な被覆粘膜損傷を生じた患者
②胃内視鏡的粘膜下層剥離術後または大腸内視鏡的粘膜下層剥離
術後で遅発性偶発症の発症率が高い(血液透析中や抗血栓薬内服
中など出血リスクの高い、術中筋層損傷など)患者。
③十二指腸内視鏡的粘膜下層剥離術施行後患者

【診療報酬上の取扱】
・K手術
・30,000点
創閉鎖を行うには、単回使用自動縫合器など
の医療機器を使用するため。
胃粘膜下層剥離術後出血発生率
23.40%

令和2年度の社会医療診療行為別調査によると、年間対象患者は
4500人程度と考えられる
13.30%
早期胃癌に対する内視鏡的粘
膜下層剥離術後の粘膜欠損

0%

4.20%
非服用群
抗血栓薬非内服群
単回使用自動縫合器
(OverStitchTM, アポロエンドサー
ジェリー社)を使用した欠損部閉
鎖後(胃)

抗血栓薬服用群

抗血栓薬服用継続群 抗血栓薬服用継続群
(内視鏡的手縫い縫合)

十二指腸粘膜下層剥離術後偶発症発生率
15.6%

ディスポーザブル持針器
(SutuArtTM, オリンパス社)に
よる内視鏡的手縫い縫合後(大腸)

1.7%
非閉鎖

2023

完全閉鎖