よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


提案書11(2003頁~2199頁)医療技術評価・再評価提案書 (128 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

【技術名】褥瘡電気刺激療法管理料
【技術の概要】

(資料1)

褥瘡に対して細胞活性作用のある電気刺激を専門的知識
に基づいて提供し、肉芽の形成と収縮、および上皮化を促
進して創治癒期間を短縮する。

【対象疾患】
電気刺激療法開始時に皮下組織に至る褥瘡(DESIGNR2020分類のD3及びD4)を保有し以下の要件を満たす
入院および外来患者
・敗血症など全身的な感染状態(I9)にない褥瘡
・褥瘡局所が感染状態(I3)にない褥瘡

【現在との比較(予想影響額)】
D3以上の重度褥瘡には重度褥瘡処置(J001-4)が2ヶ月ま
では算定できるが、実態調査に基づくと保険算定期間中
に治癒することは少ないため、治療期間そのものを短縮で
きる治療方法が必要である。
褥瘡に対する電気刺激療法は、治療期間を約35%短縮す
る。この有効性は、ガイドラインでも1Aで推奨されている。
医療経済性としては、

53億2,710万円(療養病棟)8億1,000万円(在宅)
の削減が見込める。

【診療報酬上の取扱い】
電気刺激療法および褥瘡に精通した5年以上の経験を有
する理学療法士による管理の下、対象疾患記載の褥瘡に
対して、1回200点を14回(1日1回まで)算定できる。これに
より、褥瘡治癒促進と医療経済効果が期待できる。

国際ガイドライン(2019)
→エビデンスレベルA(資料2)・保険既収載(資料5)

修復細胞
(fibroblasts等)

増殖↑
遊走↑
分化↑
2130

治癒加速

刺激管理イメージとメカニズム
ES
ドレッシング材