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参考資料5_薬学教育モデル・コア・カリキュラム(令和4年度改訂版) (30 ページ)

公開元URL https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/125/mext_00004.html
出典情報 看護学教育モデル・コア・カリキュラムの改訂に関する連絡調整委員会(第1回 7/19)《文部科学省》
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B 社会と薬学1
<大項目の学修目標>
「B 社会と薬学」では、薬学教育モデル・コア・カリキュラムにおける「A 薬剤師として求
められる基本的な資質・能力」を生涯にわたって培うために、「C 基礎薬学」、「D 医療薬
学」、「E 衛生薬学」、「F 臨床薬学」、「G 薬学研究」を学ぶための基盤として、薬剤師の
責務、求められる社会性、社会・地域における活動、医薬品等の規制、情報・科学技術の活用
について学修し、医療、保健、介護、福祉を担う薬剤師としての自覚と、社会の変化や多様化
を踏まえて国民の健康な生活の確保に貢献する能力を身に付ける。
「B 社会と薬学」は、以下の5つの中項目から構成されている。
B-1 薬剤師の責務
B-2 薬剤師に求められる社会性
B-3 社会・地域における薬剤師の活動
B-4 医薬品等の規制
B-5 情報・科学技術の活用
<「A 薬剤師として求められる基本的な資質・能力」とのつながり>
「B-1 薬剤師の責務」は、大項目B~Gの学修の前提となる[プロフェッショナリズム][総
合的に患者・生活者をみる姿勢][生涯にわたって共に学ぶ姿勢]の資質・能力を培う学修で
ある。「B-2 薬剤師に求められる社会性」は、[コミュニケーション能力][多職種連携能力]
[総合的に患者・生活者をみる姿勢]の資質・能力を培う学修であり、主に「F 臨床薬学」の
学修に結び付いている。「B-3 社会・地域における薬剤師の活動」は、[総合的に患者・生活
者をみる姿勢][専門知識に基づいた問題解決能力][科学的探究]を培う学修であり、主に
「E 衛生薬学」と「F 臨床薬学」の学修と関連している。「B-4 医薬品等の規制」は、[プロ
フェッショナリズム][専門知識に基づいた問題解決能力][薬物治療の実践的能力]を培う
学修であり、「C 基礎薬学」、「D 医療薬学」、「E 衛生薬学」、「F 臨床薬学」の学修につ
ながっている。「B-5 情報・科学技術の活用」は、[情報・科学技術を活かす能力][社会に
おける医療の役割の理解][科学的探究][プロフェッショナリズム]を培う学修であり、主
に「E 衛生薬学」、「F 臨床薬学」、「G 薬学研究」の学修につながっている。
上記のように、大項目Bの学修は、「A 薬剤師として求められる基本的な資質・能力」に掲
げた全ての資質・能力を培い、かつ、「C 基礎薬学」、「D 医療薬学」、「E 衛生薬学」、「F
臨床薬学」、「G 薬学研究」の全ての領域の学修にも結び付いている。

<評価の指針>
1. 倫理規範・倫理原則に基づいて、医療、保健、介護、福祉における倫理的課題に対応する。
2. 患者・生活者の心理や立場を尊重して、利他的な態度で意思決定を支援する。
3. 円滑なコミュニケーションを通じて、他者と連携する。
4. 薬剤師としての行動を、法令や社会的使命と関連付けて説明する。
5. 医薬品等や情報の取扱いについて、法令やガイドラインに基づいて説明する。
6. 資料やデータを適切に用いて、社会・地域の現状や課題を分析し、評価する。
7. 医療、保健、介護、福祉における課題を見出し、専門的知見をもとに解決策を提案する。
8. 薬剤師に求められている役割・責務を認識し、自ら資質・能力を高める行動をとる。

「薬学教育モデル・コア・カリキュラムの構成(表示の方法と利用上の留意点等)」についてはp.11を参照

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