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令和8年度社会保険診療報酬に関する改定・新設要望書 (9 ページ)

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出典情報 「令和8年度社会保険診療報酬に関する改定・新設要望書」提出(5/28)《全国自治体病院協議会》
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出来高 重点要望

重点

NO

改正・
要望部
新設 点数表区分

区分



7

精神科 改正

A249

精神科急性期医師配 加算1:クロザピン新規導入 新規導入件数の要件の廃止
置加算の施設基準見 患者数6件/年以上
直し
加算3:クロザピン新規導入
患者数3件/年以上



8

精神科 改正

I002

1 通院精神療法
ハの項目の精神保健指定医を、精 近年通院精神療法の急増が指摘されているが、その
通院・在宅精神療法 ロ 区分番号A000に掲げる初 神保健指定医及び精神科専門医 理由として、精神科のトレーニングを受けていない医
診料を算定する初診の日にお (専門医機構認定)とし、
師(すなわち身体科の医師)による通院精神療法の
いて、60分以上行った場合
①以外の場合(その他の医師)の 増加が懸念されている。平成29年度の千葉県精神
(1) 精神保健指定医による場
要件を、日本精神神経学会精神科 科診療所協会調査では、「精神科」を標榜する診療
合600点
専攻医(または指定医取得のため 所259施設のうち、精神科医が診療していない施設
(2) (1)以外の場合550点
研修中と病院長が認める医師)と は71施設(27%)であった。要件の「その他の医師」
ハ イ及びロ以外の場合
する
から身体科医師を除外し、精神科トレーニング中の
(1) 30分以上の場合
医師に限定するには、精神科専攻医と精神保健指
① 精神保健指定医による場
・そのうえで、30分未満の精神療法 定医取得のために研修中の医師とすることで解決で
合410点
② ①以外の場合390点
を、指定医の場合330点、それ以外 きる。ちなみに平成29年の志津雄一郎氏(千葉県精
(2) 30分未満の場合
の場合を315点と、令和6年改定前 神科診療所協会会長)の試算では、身体科医師の通
① 精神保健指定医による場 の点数に戻す
院精神療法を禁止することにより、633億円削減可能
合315点
とある。

要望項目

現行

要望

要望理由
・クロザピン認可後10年以上を経過し、地方では対象者が
少なくなっている。高齢者など合併症リスクの高い患者に
無理に導入されることも懸念される。よって精神科急性期
医師配置加算のクロザピン要件を外していただきたい。
・具体的なデータをあげると、石川県立こころの病院に通
院・入院中の統合失調症患者425人(外来308人、入院110
人、途中転医7人)(平均年齢57.1歳、15~91歳)のうち、ク
ロザリル治療歴がなく、GAF40以下93人(CP換算平均696
㎎/日)に対し、クロザピン導入の可能性を調査したところ、
身体疾患のためクロザピン禁忌が11人、高齢のため導入
のメリットが乏しい者51人、本人と家族がクロザピン導入を
拒否する者19人、症状固定のため効果が期待できない者7
人であり、クロザピン導入が検討される患者は5人(導入予
定含む)にとどまった。(以上、投稿準備中)
・さらに石川県にはクロザリル登録医療機関が12施設あ
り、これは精神病床をもつ病院の67%に該当するため、他
からのクロザピン使用目的での転院もほとんど期待できな
い。大都会を除く地域では、遠からず当院と同様の問題に
直面すると思われる。

② ①以外の場合290点



9

精神科 新設

I001

入院精神療法(Ⅰ)
入院精神療法(Ⅱ)

・入院精神療法(Ⅰ)400点 入院精神療法(Ⅲ)
・入院精神療法(Ⅱ)150点 (非指定医、入院3か月以内、1回
(6か月)それ以降80点
30分以上)

5

・専攻医など非指定医が急性期病棟で患者を診療す
る場合でも、精神療法Ⅱは週に2回しか算定できな
い。急性期においては手厚い治療が求められるの
で、指定医同様週3回認めるべきである。
・これを算定する場合は、まず指導する指定医を定
める。月に1回指導する指定医と治療計画等につい
て協議し、指定医は指導内容をカルテに記載する

必要な機
看護
器・材料と 医師

その価格等

その


所要
時間